Q1
（イ）
（ロ）
（ハ）
月も
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
月の１日の動きは，地球が１日に１
回転 （地球の自転 ）するためにおこる見かけの動きです。 -
（ロ）
月は，地球の自転により，１時間に
空 を約 １５度（１分に約0.25度）しか動きません。 -
（ハ）
同じ
時刻 には，太陽のつくるかげがどこでも同じ向きにできるように，月も同じ時刻には，どこでも同じ向きに見え，歩く人といっしょに月も動くように見えます。月が太陽のように，たいへん遠くにあるためです。
また，月はとても遠くにあるので，近くを走 る車 とはるか遠くを走る車の位置 を比 べると，近くの車は動 いていても，はるか遠くの車は止 まっているように見えるのと同じなのです。
（動画）
Q2
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（イ）,（ハ）
理由
-
（イ）
晴 れている日 はとくに青 く見 えます。しかし，海によっては，昼間 であれば晴れていない日でも海は青く見えます。 -
（ロ）
海の
水 は，コップにすくって見 ると透明 で青 くありません。また，水に塩 をとかして食 塩水 をつくり，それを日光 にかざしても青く見えません。 -
（ハ）
日光が海の中を
進 むと，７色 の光 が混 ざったうち，青色の光が散 らばり（散乱 ）ながら海の底 までとどき，散乱をくり返 します。一方 ，赤色の光などは水に吸収 される性質 があるので，日光のうち，深 くて広 い海の中では青色の光 が増 え（多 くなり），その光が目 に入 ってくるので青く見えるのです。
青い
Q3
（イ）
青い
（ロ）
オーロラのように，
（ハ）
晴れていると
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
水面 から出 た青い光は，さらに散乱して上空 までとどきません。
-
（ロ）
オーロラは，
北極 や南極 など限 られた地方 でしか見られません。
-
（ハ）
太陽の光（白色光 ）は，７つの色の光が混 ざって白色の光になっています。地球 の上 空 にとどいた太陽の光のうち，青い色の光は空気中 で散乱 しやすく，赤い色の光はそのまま空気中を通 りやすい性質 があります。そのため，上空の空は散乱した青い光が多 くなり，地上 のわたしたちには空が青く見えるのです。
光は，
Q4
（イ）
磁針の北は，
（ロ）
磁針の北は，
（ハ）
磁針は，
正解
（ロ）
理由
-
（イ）
地球の
南極 に方位磁針を持っていったら，真上 を指します。
-
（ロ）
地球の北極は
磁石 のＳ 極 ，南極は磁石のＮ 極 になっていて，地球を巨大 な磁 力線 が取 りまいています。北極は，磁石のＳ極の上に立っているので，磁針の北（S極）は真下を向 きます。
-
（ハ）
磁気 嵐 のときには，磁針は，回 りだして止まらないこともあります。
この地球の磁場は，
Q5
次の
（イ）
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
空気は，熱しても赤い色にはなりません。
-
（ロ）
水滴 は，太陽からの赤い色を吸収 するけれど，赤く反射 したりしません。また，天気は上空の風(かぜ によって，いつも西から東 に移 り変 わる性質 があります。
-
（ハ）
日本 の秋 や春 の天気は，移動性 高気圧 （高気圧と低気圧 がじゅず状 になって，西から東に移動する）におおわれることが多く，西から東に天気が変わりやすい特徴 があります。
Q6
（イ）
（ロ）
東の空が赤いのは
（ハ）
東の空が赤いのは，空気がきれいなので，
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
鉄 は熱 せられると赤くなりますが，空気は熱 くなっても透明 です。また，地上 の空気が熱くなると竜巻 や雷雲 が発生 したりします。しかも，天気は西から変わるので，はるか東の空の天気が荒 れていても，自分 のいるところの天気にはあまり関係 がありません。むしろ西の天気が気 になります。
-
（ロ）
雨 （水滴 ）は，太陽 からの赤 い光 を吸収 するけれど，反射 して赤くなったりしません。上空 には，ふだんは強 い西風 が吹 いていて，雲 は西から東に流 れています。
-
（ハ）
空気がきれいだと，太陽の光の中の赤い光が
遠 くまでとどくことから，東の空が晴 れていることがわかります。春や秋には，とくに東の空が晴れているときは，西の空は天気が悪 いことが多 く，この言 い伝 え（ことわざ）が当 てはまることが多いのです。
Q7
（イ）
（ロ）
雨雲の
（ハ）
雨雲は，
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
雨雲は，
水滴 や氷 の粒 からできています。工場 や自動車 などから出 されるガスやちり，および砂嵐などは，「ばい煙 」と言 ったり，「黄砂 」と言ったりします。 -
（ロ）
宇宙(うちゅう 船(せん から地球(ちきゅう を見(み ると，青(あお い海 や砂 ばくや森林 が雲の間 から見ることができます。これは，空気 が透明 なので，空気の層 がどんなに厚 くても光を通 して向 こうがわを見ることができるのです。 -
（ハ）
雨雲の中は，
上昇 気流 が強 いと，雲が上 に発達 し，塔 のように雲が厚くなります。雲が厚くなると上空 からの光を通しにくくなるため，黒 く見えるのです。積乱雲 のように背丈 の高い雲が白 く光って見えるのは，横 からの光を反射 しているためで，雲の真下 に立 つと昼間 でも暗 く，黒い雲になります。
Q8
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
空気 が下降 すると，温度 が上 がり，空気中 の水滴 は蒸発 して，雲 は逆 に消 えます。
-
（ロ）
雷 が鳴 るのは，雲が発達 して雲の中の氷 がぶつかるためです。
-
（ハ）
夏 のよく晴 れた日 に，地面 が熱 せられてできた暖 かく湿 った空気が上昇 気流 になって上昇し，上空 で冷 たい空気とぶつかると雲ができます。その雲が急激 に発達したものが積乱雲 です。そのとき，地上 では急 に寒 くなったり，にわか雨 が降 ったりします。とくに真夏 には，地上が高 い温度になり暖まった空気が上昇して積乱雲をつくると，豪雨 や雷雨 などにみまわれることがあります。
Q9
（イ）
（ロ）
（ハ）
熱帯の海上で熱せられた
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
地球 の上空 を吹 いている強 い風 は，台風 を移動 させる力 になりますが，それによって台風ができるわけではありません。
-
（ロ）
大陸 の砂 ばくで熱 せられた空気 が上昇 し，それを補 うように海上 の湿 った空気が押 し寄 せてくるのは，「季節風 」です。
-
（ハ）
赤道 付近 の熱せられた海面 で，水蒸気 を大量 にふくんだ空気が上昇 気流 となり，台風になります。 なお，風速 17m ／ 秒 以上 になったものを，とくに台風と呼 んでいます。台風は，その後 北上 して日本 の近 くにやってくる場合があります。
Q10
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（イ）
理由
-
（イ）
積乱雲 が大 きくなると，湿 った空気 が上昇 し，上空 で冷 やされて，あられなどの氷 の粒 になります。この氷の粒が上昇 気流 によって次 から次に生 まれ，氷どうしがぶつかり合 うようになると，電気 （静電 気 ）が発生 して，雲の下 の方 にはマイナス電気が，雲の上 の方にはプラス電気が集 まるようになるのです。それは，身近 なところでストローを紙 や絹 の布 などでこすって，おたがいを近づけると引 っぱったり，反発 し合 ったりするように，それぞれに静電気が発生するのに似 ています。
（動画）静電気の実験
その結果 ，雲 の下 の方 にたまったマイナス電気は，積乱雲の発達 によってさらにたまり，地上 のプラス電気を呼 び寄 せるようになるのです。磁石 の＋ 極 と－ 極 が引 っぱり合うようすに似 ていますね。雲の中では，空気 が絶縁体 でもあるので，マイナス電気がたまり続 ける結果になり，耐 えきれなくなったマイナス電気は，いっきに地上に放 たれる（放電 する）ようになります。そのときに発生する光 が「稲光 」であり，音 が「落雷 」「雷鳴(らいめい 」なのです。
-
（ロ）
太陽 から飛 んでくる電気を帯 びた粒子 は，地球 の高度 100km近くにある大気 と衝突 して，夜空 にかがやくオーロラになります。また，積乱雲 の高度はおよそ10kmで，空気が上昇 できる範囲 （対流圏 ）に限 られています。
-
（ハ）
わた
雲 （積雲 ）は，積乱雲 とちがって上昇気流がゆるやかなので雷 は発生しません。
Q11
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
気象 衛星 からの雲 写真 を見 ると，ヒマラヤ山脈 など大陸 の方 からの雲の流 れを見ることができます。したがって，日本 付近 の海 の影響 というより，地球 規模 の影響によると考 えられます。
-
（ロ）
星 は，東 から西 に動 きます。天気 は，西から東に変 わります。天気の移 り変わりと星の動きの方向 が一致 しません。もし，大気 や雲など大地 （地面 ）から離 れたものは，地球の動きによって逆方向 に動くとするなら，飛 ぶ鳥 は後方 へ置 いていかれ，夜間 には地球の裏側 の上空 （日本 の西方 はるか遠 くにあるアメリカ大陸 上空）にいることになります。しかし，そのようなことはなく，鳥はゆうゆうと元 の位置 （日本）の上空を飛び回 っています。
-
（ハ）
雨
雲 （低気圧 ）が，上空で吹 く強 い西風 によって西から東に移動 するため，天気も西から東へと移り変わるのです。とくに，春 や秋 には日本付近 がシベリアで発達 した高気圧 と太平洋 で発達した高気圧の境目 になるため，大陸からの高気圧や低気圧が日本の上空を数多 く通 るようになり，西の方 から雨の日，晴 れの日と天気が変わりやすくなるのです。
Q12
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ロ）
理由
-
（イ）
雷は高いところに
落 ちやすい。 -
（ロ）
雷のマイナス
電気 は，地上 の高 いところに流 れやすいので，高い建物の上に設 けた避雷針 を通 して地中 に流 し，落雷 からの被害 を防 いでいます。しかし，グラウンドやプールなど，または高い木のそばにいたときには，落雷の危険 が増 すので安全 な場所 ，たとえば，がんじょうな建物の中や自動車 の中などに，すばやく逃げるようにしましょう。 -
（ハ）
グラウンドやプールなど広いところは，落雷しやすく
危険 です。まずは，安全なところにすぐ避難 しましょう。
（1）
（2）高い
（3）自動車，電車などの
（4）
（5）
（6）
Q13
いろいろな雪の結晶
（イ）
（ロ）
冬のように
（ハ）
冬に
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
雪がシベリアから
北風 によって運 ばれると考 えるのは，中国大陸 の砂漠 で舞 い上 がった砂 が，西風 に吹 かれて日本に降 り大気 汚染 を引 き起 こしている「黄砂 」の原因 を当 てはめて考えようとしていると思いますが，じつはそうではないのです。冬に日本に大量 の雪が降るのは，シベリア大陸からの冬の季節風 は冷 たく乾燥 していますが，日本海 の海面 を通過 するときに大量の水蒸気 を吸収 して，はじめて雪雲 （雪を降らせる雲）となり，日本にやってくるためなのです。
-
（ロ）
雲のでき
方 から考えると，雲をつくる雲粒 は過冷却 の水滴 （0℃ 以下 でも凍 らない水滴）や小さな氷の粒 （氷晶 ）からできています。それが雲の発達 につれて氷晶が大きくなり，とけずに地上 に落 ちてくると雪になり，落下 の途中 でとけると雨になるので，雨がはじめにあって，雪ができるのではないのです。したがって，積乱雲 の中だけで考えると，季節 を問 わず，夏でも雪が降 っているということになります。
-
（ハ）
日本 付近 で降る雨は「冷 たい雨」ともいわれ，発達する雲は高度 を高くするにつれて気温が下がるため空気中の水蒸気が冷やされて雲の粒（氷の粒）になります。その粒がぶつかったり，くっついたりして（付着 して）大きな氷や雪になると，はじめて下降 しはじめるようになります。これがとけずに地面に舞 い降 りたものが雪なのです。また，地上の気温が高くて，雪がとけたときは雨になります。 一方，南の（緯度 の低い）地域 では先 の「冷たい雨」とちがって，氷の粒にならずに，水蒸気が小さな水滴 になり，水滴どうしがくっついて大きな雨粒 になるものもあります。これを「暖 かい雨」といっています。
そのことから，手のひらに
Q14
（イ）
（ロ）
（ハ）
空気中の水蒸気が，上空で冷やされて氷になり，それが
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
雲 は水滴 や氷 の粒 でできているので，暖 められると逆 に水蒸気 になり，雲が消 えてしまいます。
-
（ロ）
この説明は
冷 たい朝 に見 られる，霜 （氷）のでき方 です。
-
（ハ）
上空 の雲の中 で，雲の粒（大きさ0.001mm ほどの水滴)が冷 やされて小さな氷の粒（氷晶 ）になると，その氷晶 が0℃ 以下 でも氷 らない水滴（過冷却水 ）とさらにくっついて，段々 大きな氷晶 になり，雪 やあられなどになって地上 に落下 してくるのです。そのとき，それらの氷が地上近 くで暖 かい空気 にふれると途中 でとけて，雨 (大きさ1mmほど)になるのです。
Q15
（動画）風がふくようす
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
地球上 にあるものは，たとえば空中 を飛 ぶ鳥 も空 にうく雲 も，さらには地面 の上にあるものはすべてが地球といっしょに動 いています。これは，地上 にあるものは全 て地球の中心 からの引力 （地球と太陽 が，地球と月 がそれぞれ空間 をへだてた力 によって引 き合 っているように，物体 と物体の間 で空間をへだててはたらく力）によって引っ張 られているからです。この現象 は身近 なところでは，たとえば高 い建物 の上 から，鉄球 を真下 に落 とすと，地球の動く方向 と逆 のところに落ちることもなく，やっぱり真下に落ちることでも確 かめられます。したがって地球の自転 （１日 に１回 ，地球が回転 していること）の向 きと逆方向 に動く星 と同 じように考 えることはできません。
-
（ロ）
波 は，海上 をふく風 が引 き起 こしています。気象庁 が発表 する海上の波の注意報 （波浪 注意報）は，風が強 いときに発表 されます。
-
（ハ）
海岸 近 くでは，晴 れた日 の朝 には陸 から海 に風がふき，昼間 には海から陸に風がふきます。これは，太陽 の熱 で陸は温 まりやすいが冷 えやすく，逆 に海は温まりにくいが冷えにくいため，昼間は海にくらべて陸が温まるので陸上の空気が上昇 し，そこへ陸にくらべて温まっていない海上 の空気が陸に向かって流 れこむためです。一方 ，夜 には陸にくらべて海の方 が温かいので，風の向 きは昼と逆になるのです。このように，昼間と夜間で風向 きが逆になる風を「海陸風 」とよんでいます。
この海陸風がふく理由 は，もっと規模 の大きい風の例 でも当 てはまります。たとえば，大陸 と海洋 の間 にある日本列島付近 では冬 には北風 が，夏 には南風 が特徴的 にふくように季節 によって風の向きが逆になります。このようなことが起きるのは，海岸付近の海陸風の原因 と同 じように，季節によって冬は岩石 でできた大陸（ユーラシア大陸）が冷 え，海水でできた海洋（太平洋 ）は温かいので北 からの風が強くなり，逆に，夏には大陸が熱 くなり，海洋はそれに比 べて熱くなりにくいので南からの風が強くなるからなのです。このように季節に代表的 な風を「季節風 」とよんでいます。
また，インド
Q16
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
-
（イ），（ロ）
わたしたちが
直接 に目 で見 ることのできる星 の数 は，5,600個 と記録 されています。
-
（ハ）
わたしたちの
住 む地球 は，「太陽系 」の中 にあり，その太陽系はさらに「天 の川 」といわれる星 の大集団 の中にあります。天の川を外側 からながめると，円盤状 の形をした星の大集団からできていて，これを「銀河系 」とよんでいます。とくに天の川は銀河系の円盤部(えんばんぶ （直径 10万光年 ）にあたり，地球を取りまくように広 がっています。銀河系には太陽のように自 らかがやく星（恒星 ）がおよそ1,000億個 もあり，地球は銀河系の中心 から2万8,000万光年離 れたところにあります。したがって，わたしたちはそこから銀河系の中の星を夜空 にながめていることになります。 さて，現在 ，宇宙 の果 ては100億光年 の先 にあり，今 もさらに広 がっていますが，その中には銀河系と同 じような星の集団（銀河）がおおよそ1,000億個 もあると言われています。それが現在わかっている宇宙の姿 なのです。ためしに宇宙には星がいくつあるかを計算 してみると，次 のようになります。 銀河1,000億個×星1,000億個（銀河１つ当たり）＝ 10,000,000,000,000,000,000,000個数 えきれますか。
Q17
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ロ）
理由
-
（イ）
晴 れた日 の正午 は，太陽 の高 さがもっとも高いので，日射 の量 が最 も多 くなりますが，そのときの日射の大部分 は，空気 を素通 りして地面 に到達 するため，日射による熱 を空気に伝 えることができません。そのため空気の温度 （気温 ）はすぐには上昇 しません。
-
（ロ）
空気は日射によって
暖 まった地面からの熱によって暖められたり（熱の伝導 ），暖まった空気が上昇してまわりに広 がったりする（熱の対流 ）ため，気温を上昇させます。その時間 はおよそ２時間かかり，気温が最も高くなるのは実際 には午後２時ごろになります。
-
（ハ）
夜 は日がささないので，地面が冷 えて気温も低 くなります。
Q18
星がチカチカまたたくのはどうして（4学年）
（イ）
（ロ）
星はとても
（ハ）
星からの光が
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
星 までの距離 は遠 すぎるので，炎 のゆれ方 まで見 えない。
-
（ロ）
宇宙 には空気 がない（真空 ）ので，光 は直進 するだけで，反射 したり，ほうぼうに散 らばったりする（散乱 ）ことがない。
-
（ハ）
地球 に近 い火星 や金星 にくらべて，星座 の星ははるか遠くにあるので，星からの光が火星や金星の光にくらべてとても暗 く，地球の大気 のゆらぎやちりの影響 でまたたいて見えるのです。そのようすは，遠くからながめたときの都会 のネオンサインがチカチカして見える現象とよく似 ていますね。
なお，星の等級の明るさを
太陽では
星はQ19
（イ）
高気圧におおわれた
（ロ）
高気圧の中の空気は，
（ハ）
高気圧の中の空気は，まわりに空気が
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
地上の気圧の高いところ（高気圧）では，空気がまわりの気圧の低いところ（
低気圧 ）に流 れ出 すので，この流れ出す空気をおぎなうように上空からの空気が次々 に下降 してきます。したがって，高気圧におおわれた地域 では上昇 する空気（上昇気流 ）ではなく，下降 する空気（下降気流 ）が発達 します。下降気流のあるところでは，上空の空気が地上付近 に近 づくにつれて温度 が上がり，雲 をつくる小さな水滴 や氷 のつぶが蒸発して消えてしまうので，天気がよくなるのです。逆 に，空気が上昇するところでは，空気が上昇するにつれて温度が下がり，空気中の水蒸気が小さな水滴や氷のつぶになって雲になり，天気が悪 くなります。
-
（ロ）
太陽 からの熱 は，まず空気中を通過 して直接 地面 を暖 め，その熱が地面 に接 する空気を暖めるので，大気 は地面からの高さが大 きくなるほど暖まる割合 が少 なくなります。したがって，大気は上空にいくほど気温が低くなります。これは高い山 ほど，気温が低いことからもわかります。
-
（ハ）
新聞 の天気図 を見ると，高気圧 （天気図では「高」とか「Ｈ」で示されている）からは風 が吹 き出 しているのがわかります。これは上空から空気が地面近くに降 りているためです。空気が上空に上 がると気圧が下 がって（膨張 して）冷 えるため，雲が発生 して雨 が降 ったりします。また逆 に，空気が降りてくると気圧が上がって（収縮 して）暖まるため雲は蒸発 して晴 れた天気になるのです。 この現象 を確 かめるために，実験 でフラスコの中の空気を膨張・圧縮してみると，フラスコの中の空気がくもったり透明 になったりします。空気が膨張（気圧が下がり）すると，温度が下がり空気中の水蒸気が水滴になります（フラスコの中がくもる）。また，空気が収縮（気圧が高くなり）すると，温度が上がり，空気中の水滴が蒸発します（フラスコの中が透明になる）。このように，高気圧の下では空気が圧縮され，温度が上がるので雲ができないのです。
- (1)実験前にフラスコの中を
湿 らせておく。 - (2)ポンプでフラスコの中の
空気 を圧縮 すると，フラスコ内が透明 に（雲が消 えて晴 れる）なる。 - (3) ポンプでフラスコの中の
空気 を膨張 させる（空気を抜 く）と，フラスコ内がくもる（雲 ができる）。
Q20
（イ）
（ロ）
気圧の低いところでは，
（ハ）
気圧が低いと，まわりから空気が集まり，集まった空気が
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
閉 じたびんの中の空気 を空気ポンプで圧縮 すると熱 くなるように，空気がまわりからおされる（圧縮 される）と温度 が上 がります。温度が上がると，大気中の小さな水滴 や氷のつぶからできた雲 は蒸発 してしまうので，逆 に天気は良 くなります。
-
（ロ）
冷 たいお風呂 にお湯 をたしても，お湯は冷たい水に混 ざりにくく，底 の方はなかなか温 まりません。同じように前線近くでは暖 かい空気は冷たい空気と混ざりにくく，冷たい空気の上 に上 がったり，逆に冷たい空気が暖かい空気の下 にもぐりこんでしまいます。
-
（ハ）
低気圧 の近くでは前線が発達 し，その近くでは冷たい空気が暖かい空気の下にもぐりこむため暖かい空気がおし上げられて垂直 に発達する積乱雲 （雷雲 ）ができ，雨 が降 りやすくなります。この前線を寒冷前線 といいます。また，暖かい空気が冷たい空気の上にゆるやかに上がって（上昇 して）いくときは乱層雲 （雨雲 ）などができ，広 く雲におおわれ天気が悪くなります。この場合 は温暖前線 といいます。このように寒冷前線や温暖前線のように異 なる空気のかたまりがぶつかるところでは，共通 して空気が上昇するので雲がたくさんできて天気が悪くなるのです。
Q21
（イ）
（ロ）
日本海が
（ハ）
北風が冷たいのに
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
山 を下 る風 は気温 が上 がると同時 に，山をこえるときに雨 や雪 を降 らせ，空気 も乾燥 してやってくるので，逆 に雲 は消 えて雪は降らなくなります。
-
（ロ）
気温 が低 くても，雪の元 になる水蒸気 がたくさんないと，雪はすぐにやんでしまう。
-
（ハ）
冬 には，大陸 に気圧 の高 いシベリア高気圧 が発達 するため，強 い北風 が日本海 の上 でたっぷり水蒸気をふくんで，日本列島 に吹 きつけてくるようになります。多 くの水蒸気をふくんだ北風が，日本の中央 を走 る山脈 にぶつかって上昇 するため，雪雲 になって山間 に大雪 （山雪 ）を降らせるのです。また，次 から次におし寄 せる北風は，平野 でも雪雲になって大雪（里雪 ）を日本海側の平野に降らせるのです。
Q22
（イ）
（ロ）
近くに
（ハ）
しめった
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
地形 は気温を高くする原因 の大切 な理由ですが，それだけだと晴 れた日 はいつでもフェーン現象 になってしまいます。この他 に別 の理由が加 わる必要 があります。
-
（ロ）
フェーン現象の
起 こる地域 に，活発 な火山活動 を続 ける火山があるとは限 りません。また，地熱 の影響 は，猛暑 の日以外 にもふだんからあるはずなので，限 られた日に起きる猛暑の原因とは考 えにくくなります。
-
（ハ）
夏にしめった強 い風 が山 をこえるときに起きる天気で，40℃ をこえる気温 になることがあります。これは 「フェーン現象」と呼 ばれています。たとえば，夏に低気圧 が日本海 の上 を通 っているときに，太平洋側 のしめった空気 が，山をこえて日本海の上にあるその低気圧に吸 いこまれるように，日本海側の山のふもとに次々 に下降 します。そのときに，日本海側の山のふもとの気温が大きく上昇 する現象をフェーン現象と呼 んでいます。このようにフェーン現象で気温が高くなる原因は何かというと，「しめった空気が山ごえしてかわいた空気になる」ことに原因があるのです。その原因はというと，しめった空気が山にぶつかると上昇して温度が下 がります。その結果 ，空気中の水蒸気 が冷 やされて雨となるため，その分，空気中の水蒸気が少 なくなって，かわいた空気になります。その空気が山をこえて向 こう側 に吹 き下 りていくと，そのとき下降するかわいた空気の温度は，逆 に上昇（100m下降につき約1.0℃の温度の上昇）します。山ごえを境 にして空気の温度に差 が出 て，その温度の差の分 だけ気温が上昇するというわけです。そのため，その地域の気温がふだんとはちがう40℃に近い気温になるのです。
Q23
（イ）
台風の
（ロ）
台風の中心。
（ハ）
台風の中心に
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
坂道 のかたむきがゆるやかになると，ボールの転 がる速 さが小さくなるように，台風 の中心からはなれるほど気圧 の減 り方 がゆるやかになり，風の速さ（風速 ）が小さく（弱 い風に）なります。なお，熱帯 の海 の上で生 まれる低気圧 のうち，１秒 の間 に17m 以上の風が吹 くものを台風 と呼 んでいます。
-
（ロ）,（ハ）
台風のときの
天気図 を見ると，中心ほど気圧が低 くなっています。風は気圧の高 い方 から低い方へ吹き，気圧の差 （減り方）が大 きいほど風の強 さは大きくなります。それは滝 が地面 から高いほど水 の落 ちる勢 いが強 くなるのとよく似 ています。一方 ，台風の中心までいくと台風の目 と呼 ばれる場所 になり，風が静 かになり，ときには青空 まで見えるようになります。
Q24
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（イ）
理由
-
（イ）
北極地方 や南極地方 （二つ合 わせて極地方 と呼 んでいますの夏には，一日中太陽が沈まない日 があります。これを白夜 と呼 んでいます。地球 は太陽の周 りを，１年に１回 ，回 っています（これを地球の公転 といいます）が，地球は公転する面 に対 して傾 いているため，緯度 が高い地方（およそ緯度66.6°以上 の地域 ，北極圏 ，南極圏 の地域）の夏には太陽の光が一日中 当 たるのです。また，逆 に冬には一日中太陽が現 れない日もあり，夜 が一日中続 くのです。これを，極夜 といいます。
-
（ロ）
赤道 は，地球が公転 する面に対して傾いていても，緯度が低いので，一年中昼と夜があります。
-
（ハ）
北極地方が
夏 のとき，一日中昼間 のとき（太陽が沈 まないとき）があり，反対側 にある南極では逆 に，その時期 には冬になり，太陽が地平線 からのぼってこないので，一日中夜が続 くのです。しかし，南極地方は，北極地方が冬のとき夏になり太陽が一日中沈まない日があるのです。
（準備）
地球に
Q25
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ロ）（ハ）
理由
-
（イ）
雲 の動 きは，風 の向 きや強 さによって変化 しているので，地球 が決 まった向きに回転 する証拠 にはなりません。 -
（ロ）
太陽 が毎日東の空から出て，西の空に沈 むように見えるのは，地球が毎日 1回 西 から東 に回転しているためです。 -
（ハ）
静止 衛星 は，地球といっしょに１日に１回，回 っているので，静止衛星から地球をながめると毎日地球上で起きる夜 ，昼 を見ることができます。
このことから地球が１日に１回，回っている（自転している）ことがわかります。
（動画）フーコーの振り子
（答え）糸の片方は動いてもおもりは動きません。糸の動く
Q26
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ロ）
理由
-
（イ）
天 の川 が昼間 に見 える雲 のようなものだとすると，天の川は短 い時間 に形 を変 えるはずなのにいつも同 じ形をしています。したがって，天の川は雲のように変化 するものではなく，星座 のように形を変えないで見えているものだと思 う。
-
（ロ）
地球 のある太陽 系 のさらに外側 をふくむ星の集まりは，円盤状 の形 をした星の集まりをしていて，とくにこの星の集団 を銀河 系 と呼 んでいます。地球はこの銀河系の中心から離 れたところにあり，そこから銀河系の中心 に向 かって見ると星が一番 多く重 なって見られます。そして，地球から銀河系の円盤 部分 を，中心をふくむ水平方向に，ぐるりと一回転 してながめると，銀河系の中の星が多く集まっている部分を一巡 して見ることができ（下の図参照 ），そこだけがうすくかがやいて帯 のように見えているのです。これが天 の川 なのです。
銀河系を真横から見ると星が何重にも重なって見える
-
（ハ）
宇宙 でガス状に見える天体は「星雲 」と呼 ばれ，その背後 に明るい星があるので，その光でガスがかがやいて見えているのです。たとえば，オリオン座の中心（三 ツ星 ）のところにある大星雲 として観測 されています。このような「星雲」は宇宙 にはまばらに観測され，天の川のように，空を取 り巻 くようには分布 していません。
Q27
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
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（イ）
長雨は
何日間 もしとしとと降る雨で，台風のときの強 い風とはげしい雨とは異 なります。
-
（ロ）
雪が山に
残 っていない夏から秋 にかけても長雨（秋雨 ）があります。
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（ハ）
春 になると冬 に優勢 であった大陸 からの高気圧 （シベリア高気圧 ）が北 に退 き，オホーツク海の湿 った高気圧が南下して，日本 列島 に長雨 を降 らせる低気圧や前線 が日本 の上空 に長 くとどまるようになります。
春，秋（梅雨 ）→Cの部分 が日本 の上空 にとどまる。
夏→Cは大陸 （北 ）へ移動 ，Bが日本の上空をおおう。
冬→Cは海洋 （南 ）へ移動 ，Aが日本の上空をおおう。
アジサイにはQ28
（イ）
北極のほうが寒い。
（ロ）
北極も南極も寒さは
（ハ）
南極のほうが寒い。
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
南極 は大陸 で厚 い氷 がおおっていますが，北極 は海 が多 く，氷 の量 も少ないので南極にくらべたら，空気 の冷 え方 が小 さく，寒 さもゆるやかになります。
-
（ロ）
北極と南極では氷の厚さと
広 さが異 なるので氷の上 の空気の冷え方がちがいます。そのため空気の温度 （気温 ）もちがってきます。
-
（ハ）
南極 大陸 の上 に厚く積 もった氷（氷 床 という）の量は北極の海にうかぶ氷山 の量にくらべて圧 倒 的 に多いため，南極のほうの冷え方が北極にくらべて大 きくなり，気温も低くなります。
Q29
（イ）
（ロ）
（ハ）
太陽の
正解
（ハ）
理由
-
（イ）
日光 に垂直 に当 たる面 では，太陽からの熱は一年を通していつも同じなので，季節によって地球にとどく日光の熱は変わらないはず。
-
（ロ）
地下 の温度 は深 くなるほど高くなるが，地下の温度は一年を通して，深さごとにほぼ同 じである。
-
（ハ）
地球が太陽のまわりをかたむいたまま1年に1
回 回 る（これを地球の公転 といいます）ので，一年を通して太陽の光の当 たり方 が変わります。そのため夏 は冬 にくらべて太陽の高さや昼 の長 さが大きくなるため，気温 が高くなり季節が生 まれます。
Q30
たつ
たつ
（イ）
（ロ）
（ハ）
*たつ
正解
（ハ）
理由
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（イ）
太陽 表面 の活動 が活発 になるときは，太陽から飛来 する太陽風 の影響で地球 に磁気 嵐 が発生 します。その結果 ，電波 障害 が起 き，通信 や放送 などに影響 が生 まれますが，たつ巻 （竜巻 ）などの気象 現象 が起 きることはありません。
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（ロ）
たつ巻（
竜巻 ）の発生 にははげしく上昇 する空気 （上昇 気流 ）が必要 なので，空に積雲 がうかぶのどかな風のときにはたつ巻は発生しません。
-
（ハ）
積乱雲 が発生するときに，たつ巻 （竜巻 ）が起 こりやすくなります。地上の温度 が高 く，上空の気温 が低 いとき，地上から上昇 気流 が発達するので積乱雲が発達 します。また，湿 った空気がその場所 に流 れこんでいると，上昇気流で上空 に運 ばれ冷やされて水滴 になります。そのときに熱 を放出 するので，さらに上昇気流のいきおいが強 くなります。また，発達した積乱雲の中では上昇気流だけでなく，下降 気流 も生まれるので，強くなった上昇気流と風 向 きのちがう上空の風がぶつかって，うずを巻 くようになると考えられています。このとき発生 する下降気流が地上 で「たつ巻 （竜巻 ）」や「突 風 」を引き起こし，地上に災害 をもたらすのです。なお，たつ巻は台風 などとちがってせまい地域 の現象 なので予測 がとても難 しいとされています。
Q31
（イ）
（ロ）
（ハ）
正解
（ハ）
理由
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（イ）
空気 は気体 なのでゆらいでも透明 であることには変 わりません。
-
（ロ）
二酸化炭素 も気体なので，透明で白 くは見 えないはずです。
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（ハ）
雲 の色 が白 いのは，雲が小さな水滴 （水の分子 が集まっている）や空気中 のちりなどからできているため，太陽 の光 がそれらに当 たってさまざまな方角 に散乱 し，ふたたび重 なって私 たちの目 にとどくため，白色 の光として見 えているのです。
*青色は赤色にくらべて
5年［Ｂ生命・地球］生きている大地（地球）