NO.91

ミゾソバにズームイン!

「うわー、すごいな。ツリフネソウがいっぱいだ。」
「私が言ったとおりでしょ。すごいでしょ。」
「花ちゃん。ほら、今、ツリフネソウの花の中に、ハナバチが入ったよ。」
「きっと、みつを取りにきているのね。」
「ところでさ、花ちゃん。ツリフネソウの近くに、ちがう形の花もあるね。」
「そうね、何という名前のお花だったかな?」
「あれは、ミゾソバというお花だよ。」
「そうだ。ソバの花ににていて、溝(みぞ)、つまり、水の流れるような湿地(しっち)に多いお花ですね。」
「ピンクと白でなかなかおしゃれなお花だね。」
「どんなお花か、もっと近くで観察してみよう。」
「モンタ博士、このお花は、何かににているね。」
「何ににているのかな?」
「あれ、あれ、あれだよ。あまいおかしで、昔からあるおかしさ……。そうだ。こんぺいとうだ。」
「こんぺいとうか……なるほど。よくにている。コンペイトウソウという名前もいいね。」
「モンタ博士、このミゾソバのくきは、ざらざらしているよ。さわってみて。」
「本当だ。どうしてかな。考えてみようよ。」
「ふーん。まっすぐのびているけど、くきは細いな。いくつもまとまって生えているぞ。なぜかな? そうか。ギザギザのくきはおたがいにからみ合って、立つためということだ。こりゃ、大発見だ。あれ? 花ちゃん。何やってるの。」
「あまり食べすぎないようにね。まあ、キク科の植物はだいたい食べてもだいじょうぶだけどね。」
「ジャーン! ミゾソバの花の絵かんせいでーす。」

ミゾソバに「ズームイン!」

ミゾソバはピンク色のこんぺい糖のようなかわいらしい花を咲かせているが、ズームインすると、小さな花が10〜20個集まって一つの花のように見せている。ところが、さらにズームインしてよく見ると、集まった花のうち、咲いているのはほんの数個にすぎない。要するに、花を順番に咲かせて、長い期間、花が咲き続けているようにしているのである。ところが、数個の花では目立たないから虫を呼ぶことができない。そこで、咲き終わった花も、咲いているかのように美しいピンク色をして目立つようにしているのである。一つの花をズームインして、アップで撮影したものをご覧ください。


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