NO.77

ヒョウタンムシというミノムシ・・・ってどんな虫

花ちゃん 「あ! ミノムシだ。」
オオミノガ

?????ミノガ

マダラマルハヒロズコガ
オー君 「花ちゃん,ミノムシって, どんな虫だか知ってる。」
花ちゃん 「そうね。そういえば,私, はっきりと知らないわ。 ミノムシって何の仲間?」
オー君 「花ちゃんね,ミノムシというのはね,ミノガという ガの仲間なんだよ。」
花ちゃん 「へーえ,そうなんだ。私, またおりこうさんになったわ。ところで,まん中のもミノムシね?」
オー君 「そうだよ。これもミノムシだ。上のはオオミノガというらしいけど,まん中のはなんていうのかな。そうだ, モンタ博士に聞いてみよう。」
モンタ博士 「ぼくも知らないんだ。ミノムシの仲間は日本に30種類くらいいるそうなんだ。 ところで,一番下のもミノ ムシだよ。」
オー君 「え! これもミノムシなの。モンタ博士,白い紙は1センチなんでしょ。とすると,ずいぶんと小さいね。1センチちょっとの大きさだ。」
花ちゃん 「形も変わってますね。8の字みたい。それに古墳(こふん)の形にもにているわ。名前はなんて言うの。」
モンタ博士 「マダラマルハヒロズコガというんだ。早口言葉で3回言ってごらん。」
花ちゃん 「マダアラマルマル・・・ヒロコガ・・・ガガガ・・したかみそう。」
オー君 「マダラ・・・マダラ・・・マルハヒロ・・・ガ???。正しい名前はむずかしいな。」
モンタ博士 「むりしておぼえることはないよ。この虫はね,ツヅミといって,むかしから日本にあるタイコのツヅミにとても形がにているので,ツヅミミノムシともいうんだ。それから,ひょうたんににているので,ヒョウタンムシと言っているそうなんだ。」
オー君 「この前は,フウセンムシ(風船虫)というのがいたけど,今度はヒョウタンムシか。いろいろとおもしろい名前の虫がいるね。」
モンタ博士 「このヒョウタンムシが木をよいしょよいしょと登るすがたはユーモアたっぷりで,それはそれは,見ていてあきないよ。」
花ちゃん 「ふーん。そうなんだ。オー君,今度,見てみようね。ところで,ミノムシの『みの』ってなあに。」
オー君 「そういえば,『みの』ってなんだろう。みのもんたと関係あるんかな。」
モンタ博士 「そうだね,みのもんたと関係があるだろうか? さあ,どうでしょう。花ちゃん・オー君,ファイナルアンサー?」
花ちゃん 「あのう,ファイナルアンサーって関係ないですよね。それにみのもんたも関係ないですよね。」
モンタ博士 「ごめん,ごめん。つい調子にのってしまったね。『みの』とは,わらなどで作った昔の雨具だね。まあ,カッパみたいなもんさ。」
花ちゃん 「はー,なーるほど。それで,ミノムシというんですね。」
モンタ博士 「しかし,どっこい,ミノムシの不思議(ふしぎ)はまだまだ続くのだ。」
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