NO.77
ヒョウタンムシというミノムシ・・・ってどんな虫
「あ! ミノムシだ。」
オオミノガ
?????ミノガ
マダラマルハヒロズコガ
「花ちゃん,ミノムシって, どんな虫だか知ってる。」
「そうね。そういえば,私, はっきりと知らないわ。 ミノムシって何の仲間?」
「花ちゃんね,ミノムシというのはね,ミノガという ガの仲間なんだよ。」
「へーえ,そうなんだ。私, またおりこうさんになったわ。ところで,まん中のもミノムシね?」
「そうだよ。これもミノムシだ。上のはオオミノガというらしいけど,まん中のはなんていうのかな。そうだ, モンタ博士に聞いてみよう。」
「ぼくも知らないんだ。ミノムシの仲間は日本に30種類くらいいるそうなんだ。 ところで,一番下のもミノ ムシだよ。」
「え! これもミノムシなの。モンタ博士,白い紙は1センチなんでしょ。とすると,ずいぶんと小さいね。1センチちょっとの大きさだ。」
「形も変わってますね。8の字みたい。それに古墳(こふん)の形にもにているわ。名前はなんて言うの。」
「マダラマルハヒロズコガというんだ。早口言葉で3回言ってごらん。」
「マダアラマルマル・・・ヒロコガ・・・ガガガ・・したかみそう。」
「マダラ・・・マダラ・・・マルハヒロ・・・ガ???。正しい名前はむずかしいな。」
「むりしておぼえることはないよ。この虫はね,ツヅミといって,むかしから日本にあるタイコのツヅミにとても形がにているので,ツヅミミノムシともいうんだ。それから,ひょうたんににているので,ヒョウタンムシと言っているそうなんだ。」
「この前は,フウセンムシ(風船虫)というのがいたけど,今度はヒョウタンムシか。いろいろとおもしろい名前の虫がいるね。」
「このヒョウタンムシが木をよいしょよいしょと登るすがたはユーモアたっぷりで,それはそれは,見ていてあきないよ。」
「ふーん。そうなんだ。オー君,今度,見てみようね。ところで,ミノムシの『みの』ってなあに。」
「そういえば,『みの』ってなんだろう。みのもんたと関係あるんかな。」
「そうだね,みのもんたと関係があるだろうか? さあ,どうでしょう。花ちゃん・オー君,ファイナルアンサー?」
「あのう,ファイナルアンサーって関係ないですよね。それにみのもんたも関係ないですよね。」
「ごめん,ごめん。つい調子にのってしまったね。『みの』とは,わらなどで作った昔の雨具だね。まあ,カッパみたいなもんさ。」
「はー,なーるほど。それで,ミノムシというんですね。」
「しかし,どっこい,ミノムシの不思議(ふしぎ)はまだまだ続くのだ。」
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