NO.75

カミキリムシの特徴

シロスジカミキリ
ゴマダラカミキリ
オー君 「うわー! カミキリムシだ。すっごいな。かっこいいな。」
花ちゃん 「左のシロスジカミキリは,おとといの月曜日の全校朝会の後に,先生が見つけてくれたのよね。すっごく大きいカミキリムシね。何センチくらいあるのかしら。」
オー君 「そうだね,5センチくらいはあるはずだよ。日本で一番大きなカミキリムシなんだぞ。それから,右のゴマダラカミキリは,3センチくらいあるよ。 2年生が自分でつかまえたらしいよ。すごいね。」
花ちゃん 「これだけの大型のカミキリムシが,いろいろたくさん見られるというのは,すごいわね。」
オー君 「そうだよ。おいらたちの自慢(じまん)の雑木林(ぞうきばやし)なんだ。」
花ちゃん 「それだけ,ぼくたちのまわりにはたくさんの自然があるということね。」
オー君 「そうだな。これからも,いっぱいいっぱい自然をさがそうね。」
花ちゃん 「そうね,そうしましょう。」
オー君 「ところでさ,花ちゃん,下のカミキリムシを見たことあるかい。」
ルリボシカミキリ
花ちゃん 「うわー。すごい。きれい!」
モンタ博士 「すごいね。きれいだね。それ に大きいね。でもね,カミキ リムシを見つけてそれだけで 喜んでいたのでは…, ちょっとね。」
花ちゃん 「ちょっとって…,何なの。 いけないの?」
モンタ博士 「せっかくだから,いろいろなカミキリムシがいるのだから,そのとくちょう,つまり,にているところとか,ちがうところとかをみんなで見つけようよ。そして,科学していこうよ。」
オー君 「よし,いいよ。まず,カミキリのとくちょうは何といってもあの大きな強いあごだ。それで,紙でも切ってしまうので,紙切り虫という名前なんだ。」
花ちゃん 「でも,どうして,そんな強いあごをもっているんだろう。」
モンタ博士 「そのとおりだね。どうしてか,なぜかといろいろと考えていこうよ。だんだん,おもしろくなってきたね。自分の考えを言ってごらん。」
オー君 「ぼくは,やっぱりけんかするときのためかと思うな。」
花ちゃん 「それから,かぶりついて食べるのにつごうがいいのかも。」
モンタ博士 「なるほど,なるほど。それから,それから。」
オー君 「それから,カミキリムシはどれも幼虫の時には,木の中にいるだろう。そして,木の中で成虫になる…ん…だ。あ! そうか。分かった。木の中で成虫になって,それから外に出てくる時に,強いあごがないと,木をかじって出てこられないからかも。」
花ちゃん 「ちょっと待って! カミキリムシは木の中にたまごを産むんでしょう。その時もし,木の幹(みき)がかたかったら,たまごを産めないわ。たまごを産む前に,あごで幹にきずをつけるのかもしれないわ。」
モンタ博士 「いろいろ考えてみようよ。まちがってもいいんだ。教室はまちがえてもいい所さ。しばらく,置いておくから,じっくりと観察してみよう。」
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