NO.53

花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ

□ツクシだれの子スギナの子

モンタ博士 「♪つくしの子がはずかしげに顔を出します。もうすぐ春ですね♪」
オー君 「あれ,モンタ博士がへんな歌を歌っているぞ。」
花ちゃん 「あまり聞いたことのない曲ですね。モンタ博士,だれの曲ですか。」
モンタ博士 「かの有名な超スーパーアイドル『キャンディーズ』の曲さ。」
オー君 「キャンディーズ? 聞いたことないな。」
  くず
ツクシとスギナ
花ちゃん 「ところで,上の絵はツクシですね。それから,スギナですね。」
モンタ博士 「そうだね。ツクシはかわしらしくて,子どもでも知ってるね。それに,ツクシは,野草料理の材料としても有名なんだ。特有の苦味がいいね。それに対して,スギナは畑の雑草としてこまった存在なんだよ。」
花ちゃん 「モンタ博士『ツクシだれの子スギナの子』といわれているんでしょ。」
モンタ博士 「そうだよ。スギナとツクシは,もちろん同じ植物なんだ。ただし,ツクシはスギナの子どもではないんだ。スギナというのは,ほかのアサガオやタンポポなど種で増えるの植物とちがって,『シダ植物』といって,『胞子(ほうし)』というもので増える植物なんだ。ツクシというのは,胞子をつくるものであって,普通の植物でいえば,『花』のようなものだね。」
オー君 「ふーん,シダ植物か。それじゃ,ふつうの植物はなんていうの。」
モンタ博士 「種で増えるから,種子植物というんだ。種子植物には,マツやスギのような裸子(らし)植物と被子(ひし)植物とかがあるんだ。そのうち中学へ行くとくわしく習うと思うよ。ともかく,シダ植物というのは,大昔からある植物だということだけ覚えておいてほしいね。」
花ちゃん 「大昔というのは,どのくらい前なの。」
モンタ博士 「そうだね,スギナの仲間は,約3億年前ごろに大繁栄(だいはんえい)した植物なんだ。」
オー君 「3億年前! そのころの地球って,どんなだったの?」
モンタ博士 「シダ植物が全盛でね,30mもあるスギナのお化けみたいのがあちこちに,にょきにょきと生えていたといわれているんだ。」
花ちゃん 「ふーん。あんまり私たちには関係ないことのようですね。」
モンタ博士 「そんなことないよ。スギナの祖先たちは,あちこちに森を作り,それが,長い年月をへて地中にうまり,長い間に変化して『石炭』になったんだよ。それで,今のエネルギー革命がおこったんだよ。」
オー君 「ふーん,なるほど。そして,絶滅した植物もあるけど,スギナは今も生き続けているというわけですね。」
モンタ博士 「畑の雑草としてきらわれるスギナは,地面の中のあちこちに根やくきをはわせているんだ。だから,簡単には駆除(くじょ)できないさ。でもね,悪いことばかりではないよ。かつて原子爆弾(ばくだん)が落とされた広島で,真っ先に緑を取りもどしたのもスギナなんだ。熱線を浴び,緑がもどるのに50年はかかるといわれた死の大地に芽を吹いたスギナは,多くの人々に勇気をあたえたのも事実なんだ。」

▼モンタ博士のツクシ料理簡単レシピ

モンタ博士の料理

レシピその1・・・ツクシのピリからいため

  1. つくしのはかまを取る。よく洗う。
  2. フライパンに油を入れて,そのまま入れる。
  3. ちょっといため,しょうゆ・酒・七味とうがらしを加え,ハイ! できあがり!

レシピその2・・・ツクシのたまごとじ

  1. つくしのはかまを取る。よく洗う。
  2. つくしをゆでる。
  3. なべにしょうゆ・みりん・だしじるを入れ,つくしを入れて味をつける。
  4. ときたまごを上からかけてふたをして,ハイ! できあがり。

レシピその3・・・ツクシの天ぷら

  1. つくしのはかまを取る。よく洗う。
  2. 生のまま粉をつけ,2・3本いっしょにあげて,ハイ! できあがり!
 

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