NO.266

ハチのひみつの世界 16 「スズメバチ(2)」

「わいわい。わくわく。ドキドキ。ヤッター!」
「あれあれ,モンタ博士。どうしちゃったんですか。」
「何だかとってもうれしそうですね。」
「そりゃ,そうさ。もちろんさ。モンタ博士はごきげんなのさ。」
「何がそんなにうれしいのですか。」
「何でそんなにごきげんなんですか。」
「あのね,あのね。それでは発表します。モンタ博士の『スズメバチのかんたんけんさく』がついに完成(かんせい)したのであります。」
「え!スズメバチのけんさく。」
「モンタのけんさくは,今までにいろいろありましたね。」
「白いチョウのけんさく・セミのぬけがらのけんさく・四本足の生き物けんさく,などなど,いろいろありましたね。」
「ふーむ,そんなにいろいろあったかね。ところで,この『スズメバチのかんたんけんさく』はすごく分かりやすいのさ。」
「どういうことですか。モンタ博士。」
「スズメバチは,だれでも知っているけどね,いろいろな種類(しゅるい)がいるということをみんなに分かりやすく作ったんだ。」
「モンタ博士もいろいろとお勉強しているんですね。」
「そりゃそうさ。みんなのおかげでお勉強できるんだ。どうもありがとうね。ところで,このけんさくは,1から順に『はい・いいえ』のどちらかに進めばいいんだよ。とってもかんたんで,とっても分かりやすい。モンタ博士特製(とくせい)の『スズメバチのけんさく』なんだ。」
「なーるほど。それは楽しそうですね。」
「ねえ,花ちゃん。スズメバチをつかまえて,名前調べをしよう。」
「みんなで楽しくやろう。そして,自分で発見したことも加えるといいね。」
   

※おまけの情報

 日本には3属16種のスズメバチがいて,種類によって巣を作る場所や巣の形がちがいます。また,攻撃性はヒメスズメバチ<コガタスズメバチ<モンスズメバチ<キイロスズメバチ<オオスズメバチの順に強いと言われています。

スズメバチから自分の体を守るために

 スズメバチは黒くて動くものに対して反撃や攻撃をする習性があることを覚えておきましょう。また,黒い髪や目も攻撃対象になるので,野外では白っぽい帽子を被ることをお勧めします。また,刺激の強い香水などにも反応しやすいので,控えめにしましょう。スズメバチに出あってしまったら,慌てずに体を低くして,目を保護して動かないようにしてハチをやり過ごし,その場から遠ざかりましょう。最後にもちろんですが,巣に近づいて刺激を与えるようなことをしてはいけません。いろいろな所に巣を作ります。何匹もハチが飛び回っていれば必ず近くに巣があるので,振動させないようにして静かにその場から逃げましょう。


戻る    【てくてく自然散歩シリーズ】 トップへ戻る
copyrights