NO.252

ハチのひみつの世界2 「キバチとハバチ」

「ねえ、花ちゃん、オー君。昆虫(こんちゅう)って、どのくらい種類(しゅるい)いるか知ってる。」
「ある本に、100万種類と書いてありました。」
「へえー、すごいな。ところで、どんな種類が多いのかしら。」
「一番多いのは、カブトムシやテントウムシ、カミキリムシなどの甲虫(こうちゅう)という仲間(なかま)でしょ。」
「その次が、チョウやガの仲間、そして、その次がハチやアリの仲間なんだ。」
「カブトムシやチョウは好(す)きだけど、ハチは何だかとてもこわいわ。」
「どうして、ハチがこわいのかな。」
「ハチって、さしたりするし、黒と黄色のしまもようが、『きけん!』ですと、言っているようだから・・・・・・。」
「なーるほどね。でもね、ハチっていろいろと調べると、それはそれは興味(きょうみ)深い昆虫なんだよ。すべてのハチが人をさしたりはしないし、しっかりと理解することが大切だと思うよ。」
「そうですね。知らないと誤解(ごかい)してしまいますね。」
「そうだよ。大人の人でも、ハチについてまちがえておぼえてしまっていることがたくさんあるんだ。そこで、モンタ博士は、ハチの弁護人(べんごにん)になろうと思うんだ。いろいろと調べたこと、分かったことをお話しするね。ところで、みんな、どんなハチを知っているかな。」
「こわいこわいスズメバチ。それから、アシナガバチもよく見かけますね。」
「あまーいハチミツを集めるミツバチもいます。」
「そうだね。しかし、みんなが知っているハチというのは、ハチ全体から言うと、ほんの数パーセントなんだ。ハチは、いろいろな種類がいて、その生活の様子もいろいろなんだ。さあ、では、モンタ博士のハチのふしぎワールドへどうぞ。」
「というわけで、これから、いろいろなハチを紹介(しょうかい)していこう。まず、上のハチを見てごらん。キバチとハバチだよ。」
「キバチ? あまり聞いたことのないハチですね。キバチというのは、木に関係(かんけい)あるのかな。」
「ハバチ? これもあまり聞いたことのないハチですね。ハバチというのは、葉に関係があるのですか。」
「二人とも正解(せいかい)だ。両方ともハチとしては、とても原始的(げんしてき)なハチなんだ。キバチというのは、幼虫(ようちゅう)が材木(ざいもく)の中にすんでいて、カミキリムシの幼虫と同じような生活をしているんだ。」
「ハバチというのは?」
「木を食べないで、葉っぱにたまごを産(う)んで、チョウやガの幼虫とにていて、葉を食べるハチなんだ。」
「上の絵を見て気がついたけど、胸(むね)と腹(はら)の間が細くくびれていませんね。」
「よく気がついたね。この仲間は、幅(はば)の広い腰(こし)を持つことから、むずかしい言葉で、広腰亜目(こうようあもく)のハチとよばれているんだ。のこぎり状(じょう)や針(はり)状の産卵管(さんらんかん)は持っているけど、人をさしたりはしないよ。」
「大昔のハチは、とってもおとなしかったんですね。」
「キバチやハバチは、今でもあちこちにいるんですか。」
「たくさんの種類がいるよ。インターネットなどでも、以下のようにいろいろと紹介しているから、調べてごらん。」

大昔のハチ(キバチ・ハバチ)

 原始的なハチと言われるキバチやハバチのグループは、今から2億3000万年前の中生代の三畳紀の化石として見つかっています。その後、中生代の白亜紀(1億年前)になると、寄生性の種類からアナバチ、ツチバチ、アリ、ドロバチのグループが出てきたと考えられています。なお、さらに、アナバチからハナバチ類、ミツバチが分かれ、ドロバチからスズメバチの仲間が分かれたと推定され、社会性のハチにと多様化していったようです。


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