NO.251

くっつき虫がいっぱい!

「あれあれ? これは何か植物の実のようですね。」
「分かった。左はヌスビトハギという花の実ですね。二ついっしょですね。」
「そうだね。この実の形が盗人(ぬすっと−どろぼうのこと)の足あとににていることから、この名前になったんだね。」
「足あとか・・・・・・。よく見るとサングラスみたいにも見えるね。」
「ところで、右の実はにているようだけど、ちょっとちがいますね。」
「これはね、4年生のA君が見つけたそうなんだ。おもしろいと思ってモンタ博士にプレゼントしてくれたんだ。」
「何という植物なんですか。」
「これはね、アレチヌスビトハギと言ってね、もともとは日本になかった植物で、外国から来たもの、つまり帰化植物というんだね。」
「あれあれ? この実、くっつくよ。くっつき虫だ。」
「虫といっても植物ね。ところで、モンタ博士。くっつき虫って、いっぱいあるんですよね。」
「そうだね。それでは、今から『くっつき虫』のオンパレードだ。大きさが分かるように、1cmの紙といっしょに写真をとっておいたよ。見てごらん。」
「モンタ博士! いろいろとあるんですね。」
「アップで撮影(さつえい)してあるから、よく分かりますね。」
「植物は自分では動けないから、動物たちにくっついて、それで自分たちの仲間(なかま)をふやしているんですね。」
「よーく見てごらん。くっつくために、何か見えるかな。」
「カギのような、フックのようなものがついていますね。」
「よく見つけたね。そのとおりだね。フックの他に、さかさのとげのようなものもあるし、ヘアピンようなものもあるんだ。植物によっていろいろなんだ。」
「くっつくためには、ひっかかるものがあればいいのは分かるけど、くっつくためには、接着剤(せっちゃくざい)のようなものもあるけどな・・・・・・。」
「さすが、オー君。よく気がついたね。No.6のチヂミザサ、No.7のメナモミ、それに、No.8のノブキには、それぞれ、ベタベタとつく粘着(ねんちゃく)物質(ぶっしつ)があるんだ。虫メガネで見ると、水あめみたいになっているから、ぜひ見てほしいね。」
「へえー。小さな植物の種や実にもいろいろと工夫があるんですね。」
「モンタ博士。他にはどんなくっつき虫があるんですか。」
「今日は紹介(しょうかい)できなかったけど、名前だけあげると、オナモミ、ヤブジラミ、ウマゴヤシ、ハエドクソウ、ダイコンソウ、フジカンゾウ、ミズタマソウ、ヤエムグラ、タウコギ、チカラシバ、ササクサ、オニルリソウ、オオルリソウ、ヤブタバコ、ガンクビソウなどなどだね。またそのうちお話しするね。」

 


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