NO.237

ハチのひみつの世界1 「ささないハチ」

「ねえねえ、モンタ博士。今日はどんなお話をしてくれるの。」
「そうだなあー。植物のお話がいいかな。それとも星の話、それから鳥の話もいいね。それに、昆虫(こんちゅう)のお話もしたいな。何がいいかな。まよってしまうね。」
「それじゃ、虫のお話がいいよ。」
「虫と言ってもいろいろあるしね・・・・・・。カブトムシやクワガタのお話がいいかな。」
「うん、うん。楽しそうですね。」
「チョウのお話もいいね。」
「うん、うん。おもしろそうですね。」
「ところで、ハチのお話なんてどうかな。」
「ハチ! きらい、きらい。大きらい。」
「そうか・・・・・・。こわいのか・・・・・・。そりゃ、むりもないね。スズメバチにさされて、事故(じこ)とかあるしね。」
「殺人(さつじん)バチともいうんでしょ。わたし、ハチはこわいわ。」
「ふーむ、そうだね。残念(ざんねん)で悲しいことだけど、現実(げんじつ)に数十人の人がハチにさされて毎年、命を落としているんだ。ハチに二度さされると死んでしまうと思っている人もいるくらいだからね。」
「ということは、ハチは昆虫の中で悪役というわけだ。やっぱりきれいな羽を持っているチョウや、かっこいい角を持っているカブトムシやクワガタのほうがいいよ。」
「そうよ、やっぱり、ハチはいないほうがいいのよ・・・・・・。」
「そうか。でも、みんなが知っているハチって、ハチの世界全体のほんの一部なんだよ。ハチって、いろいろいるんだけどな・・・・・・。」
「いろいろって? どんなのがいるの。」
「ハチと言っても、幼虫がチョウと同じように植物の葉を食べて育つハチもいるんだ。」
「え! そんなのがいるの。」
「それから、ハチだけどチョウよりもきれいで、宝石(ほうせき)のようにかがやいているハチだっているんだよ。」
「宝石のようなハチ? どんなハチ。」
「下の写真はセイボウというハチだよ。」
「これは、おどろきね。サプライズです。」
「それから、ビニルハウスの中でおいしいトマトを実らせてくれるハチだっているんだよ。マルハナバチの仲間(なかま)だけど、外国から輸入したりもするそうだよ。」
「次の写真はレンゲソウで蜜(みつ)をすっているマルハナバチの仲間だね。」
「そうだね。それから、下の写真を見てごらん。このハチは、虫に寄生(きせい)するハチだけど、世界で一番小さいハチなんだ。右の黒い線は髪(かみ)の毛なんだよ。それだけ小さいということだね。」
「へえー。こんなに小さなハチがいるんだ。」
「もちろん、あまーいはちみつを作ってくれるハチもいるけど、ハチの世界って、それはそれは、おどろきや感動がいっぱいなんだよ。」
「ほんとうにさしたりしないですか。」
「日本には4200種類(しゅるい)のハチがいると言われているけど、危険(きけん)なハチというのは、ほんの数パーセントなんだ。だから、だいじょうぶさ。さあ! みんなでハチのひみつの世界をのぞきに、レッツ・ゴー!」

 


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