NO.234

植物でイヤリングを作ってみよう

「ねえねえ、オー君、花ちゃん。上の植物は何だか分かるかな。」
「葉っぱだけだから、よく分からないよ。」
「うーん。どこかで見たことがあるような・・・。何だったかな。」
「みんな、わすれちゃったのかな。春にみんなで植えたよ。」
「みんなで植えた? 何だろう。」
 「みんなで植えた? ということは、学校にあるものですか。」
「学校にあるよ。それから、下はその花だよ。」
「あ! アサガオ・・・・・・、でも葉っぱがちがうな。あ! 分かった。サツマイモだ。」
「ピンポーン。そのとおりだね。サツマイモは、アサガオと同じようにヒルガオ科の植物なんだ。だから、花がそっくりだし、つるでのびるんだ。」
「へえー、サツマイモの花ですか。おいらはじめて見た。」
「それもそうだね。サツマイモの花は、九州や沖縄(おきなわ)などのあたたかい地方では花がさくそうだけど、東京ではめずらしいそうなんだ。」
「ところで、今日はサツマイモの花のお話ですか。」
「いやいや、そうではないんだよ。今、畑に行くと、サツマイモの葉っぱがたくさんのびているんだ。きっとおいしいサツマイモがたくさんとれることだろうね。」
「そうか、今日はやきいものお話ですか。」
「いやいや、そうではないんだよ。下の写真を見てごらん。何だか分かるかな。」
「みんなで何かしていますね。」
「みんな、手に何かを持っているよ。」
「そうなんだ。とっても楽しそうだね。何をしているか分かるかな。」
「手に持っているのはサツマイモの葉っぱですね。」
「そうなんだ。サツマイモの『イヤリング』なんだ。」
「サツマイモの『イヤリング』? 何だ、そりゃ。」
「モンタ博士も、はじめて知ったんだ。そして、みんなが作り方をていねいに教えてくれたんだ。」
「え! どうやって作るんですか。」
「教えて! 教えて! おいらもいっしょに作りたいよ。」
「まず写真1ね。サツマイモの葉っぱといっしょに、下の茎(くき)のところもつけてとるのよ。」
「それから、それから。」
「次に写真2ね。何回か、ポキポキとおるのね。これは前にヒガンバナのネックレスを作ったでしょ。それと同じなんだ。」
「それから、それから。」
「次に写真3ね。曲げたところを耳のところで、ひっかけるようにすればいいんです。」
「それから、それから。」
「それから、それから。大切なことはね、右耳と左耳の2つを作らないといけないの。イヤリングはいつも左右セットであるんだ。」
「みなさん、どうもありがとう。モンタ博士もとてもお勉強になりました。ほんとうにありがとう。」
「オー君、とっても楽しそうね。いっしょに作ろう。」
「もちろんさ。さあ! サツマイモ畑に、レッツ・ゴー!だ。」

サツマイモの独り言

 やあ! みなさん、こんにちは。私はもともと日本の国にはなくて、中南米原産の植物さ。中国から沖縄に伝わり、そして、九州へと伝わったとされているね。私はもともと救荒食として多くの人々を飢饉から救ってあげたんだからすごいんだ。江戸の町の人々をサツマイモで救った「甘藷先生」とは青木昆陽という人物で、それはそれは有名人なのさ。なお、甘藷とはサツマイモの別名でもある。サツマイモはやせた土地でもよく育ち、作物の中でも収穫量が多く、根っこの部分だけでなく、茎や葉っぱも食べられ、家畜のえさとしても利用できるから、食料がないときのヒーローみたいなものさ。家畜だけでなく、人間が食べてもおいしいのよ。うそだと思ったら食べてみて、この前、モンタ博士に食べさせたら、「おいしい、おいしい。あまーい。まいうー。」と連発していたわ。ところで、サツマイモというと、おならを思い出す人もいるだろう。これはどうしてだか分かるかな。まず、サツマイモの糖質は消化されにくく、発酵してガスが発生し、おならが出やすくなるそうなんだ。しかし、自分で自分のことをかばうわけではないけど、サツマイモのおならはくさくないんだ。おならの強烈な悪臭成分であるアンモニアや硫化水素は、主に肉類などから由来するものだからさ。分かったかな。ということで、さあ! 食欲の秋だ。みんなでおいしいサツマイモを食べて、元気に豪快におならをたくさんこきましょう。  


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