NO.226

世界一の豆と世界一のマツボックリ

「うわあ! 大きな豆だ。ビッグな豆なので、おいらビッグりだ。」
「いいだろう。すごいだろう。モンタ博士の宝物(たからもの)さ。」
「うわあ! 大きなマツボックリですね。」
「いいだろう。すごいだろう。これもモンタ博士の宝物さ。」
「その大きな枝豆(えだまめ)みたいなものは、いったいなんですか。」
「この大きな豆はね、モダマというものなんだ。」
「モダマ? はじめて聞く名前だな。」
「すごいだろう。大きいだろう。これは、世界で一番大きな豆なんだ。日本では、沖縄(おきなわ)などの南の島や東南アジア、その他、熱帯(ねったい)の地方などに見られるものなんだ。」
 「その大きなマツボックリは、いったいなんですか。」
「これはね、シュガーパインコーンというものなんだ。」
「シュガーパインコーン? これもはじめて聞く名前ですね。」
「すごいだろう。大きいだろう。これは、世界で一番大きなマツボックリなのさ。日本のものではなくて、外国のものなんだ。」
「ところで、どうしたんですか。その大きな枝豆とマツボックリを・・・。」
「これはね、クリスマスプレゼントなのさ。」
「クリスマスプレゼント?」
「そうさ。去年のクリスマスの時に、奥様(おくさま)に何かほしいものはないの?と言われてね。」
「それで・・・・・・。」
「とくにほしいものはないなあと思ったけどね、もし、モダマが手に入ればうれしいなあと思ってね。いろいろと調べてね、インターネットで調べたらあるということが分かったのさ。それで、クリスマスプレゼントにしてもらったというわけさ。」
「それにしても、クリスマスプレゼントに大きな枝豆とマツボックリというのは、ちょっと変(か)わっていますね。」
「でも、まあいいさ。今から10年くらい前に沖縄の西表島(いりおもてじま)のジャングルで見てから、ずうっとほしくてね。やっと手に入れられて、満足(まんぞく)!だね。満足、満足・・・・・・、にんまり。」

巨大な豆・・・・・・モダマ

 モダマは、アフリカからアジアまでの熱帯と亜熱帯のマングローブ林や海岸近くの常緑樹林で見られるつる性のマメ科常緑植物です。日本では屋久島から沖縄にかけて分布しています。大きなマメのさやは木質で長さ1m、幅10cmにもなり、さやの中には直径5cm程度の種子が9〜13個入っています。 「モダマ」の種子を、海藻の玉に見立て「藻玉」と呼ばれるようになりました。モダマの種子には内部に空間があり、海水に浮かぶことができます。種子が海流に乗って移動することで、モダマはその分布を広げていくことができるようです。日本では千葉県や新潟県の海岸まで、モダマの種子が漂着することがあります。


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