NO.218

フウセンカズラのふしぎな実

「モンタ博士、学校の児童玄関(じどうげんかん)の所に、フウセンカズラがありましたね。」
「花ちゃん、気づいてくれたの。それはうれしいね。」
「そういえば、児童玄関がずいぶんとかわりましたね。きれいになりましたね。」
「花や虫の写真がいっぱいですね。全部で100枚(まい)くらいありますね。」
「そうだよ。何とか、きれいな児童玄関にしようと思ってね……。これからは、みんなの作品や学習のまとめなどもあちこちに掲示(けいじ)しようと考えているんだ。」
「ということは、児童玄関が『自然ふれあいランド』になるということですね。」
「そうだね。みんなでいろいろと楽しいコーナーをたくさん作ろう。みんなが見つけたものや拾ったものをあれこれ持ってくる『持ちよりコーナー』や紙をめくると植物の名前が分かる『お花コーナー』、それから、『掲示コーナー』、『じっくり観察(かんさつ)コーナー』や資料(しりょう)などが自由に見られる『図書学習コーナー』など、いろいろと作りたいね。」
「わーい。それはうれしいな。」
「『持ちよりコーナー』に、大きなマツボックリがありましたね。」
「あれは、テーダマツという外国のマツボックリさ。日本のものと大きさをくらべると楽しいよ。」
「それから、フウセンカズラもありましたね。」
「え! なんだ? そのフウセンカズラって?」
「実の形がふうせんににているでしょ。」
「ふむふむ、なるほど。」
「それから、カズラというのはつるになる植物という意味よ。」
「さすが、花ちゃん。よく知ってるね。ほんとうにふうせんみたいだね。」
「どれどれ、おいらやってみるよ。ポンポン。本当だ。こりゃ紙風船みたいだ。」
「このフウセンカズラは、もともとは日本の植物ではなくて、北アメリカ原産(げんさん)の植物なんだよ。
「ポンポンついて、風船みたいにわってみたらおもしろいかも。エイ! ポン。なかなかいい音がするな。こいつは遊べておもしろい。」
「実が熟(じゅく)すと茶色になるんだよ。中の種子は白いところがあるから、目や鼻を書き入れてみようか。ほら! おサルさんの顔みたいになったよ。」
「この植物はね、とっても育てやすいのよ。オー君もチャレンジしてみたら。」
「よーし。おいらも育ててみるね。」

フウセンカズラ(ムクロジ科)

 白い花は小さくてあまり目立ちません。直径3cmくらいの風船のような果実を鑑賞するつる植物です。自然に生えている植物ではなく、花屋さんなどで種子を売っています。ムクロジ科という珍しい科の植物で、ほかには中国原産のオオモクゲンジ・モクゲンジという落葉高木があり、この種類もフウセンカズラのような果実ができます。オオモクゲンジは旧高尾自然科学博物館の前庭に何本か植えられています。


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