NO.199

鳥の羽の拾いもので自然観察

「モンタ博士。鳥の羽を見つけました。」
「ほほー。それはそれはすばらしい。どれどれ、見せてごらん。」
「モンタ博士! 何という鳥の羽ですか。」
「うーん。モンタ博士はね、鳥はあまりくわしくないんだよ。それで、今、一生けんめいにいろいろな鳥の図鑑(ずかん)を見てはお勉強中なんだよ。」
「そうなんですか。そりゃ残念(ざんねん)だねー。花ちゃん。」
「それじゃ、いっしょに調べてみようよ。学校にはとってもいい『鳥の羽図鑑』もあるよ。ページをめくりながら、絵合わせすればいいんだよ。」
「絵合わせって何ですか?」
「調べたいものをよく見て、図鑑などの絵や写真とそっくりのものをさがして、名前を調べることを『絵合わせ』と言うんだ。植物でも昆虫(こんちゅう)でもみんなこうやって調べればいいんだよ。」
「よし! 分かったぞ。ペラペラすればいいんだな。えーと……(ペラペラ……)あ! これそっくり。」
「どれどれ? ふーむ。なるほど。そっくりだ。」
「つまり、これは『コガモ』の羽ということですね。」
「よし! ほかのも調べてみよう。」
「はい。分かりました。えーと……(ペラペラ……)あ! これもそっくり。」
「どれどれ? ふーむ。なるほど。これもそっくりだね。」
「つまり、これは『オオタカ』の羽ということだ。」
「たった一枚(まい)の羽でも、鳥のすがたをあれこれと想像(そうぞう)することも、けっこう楽しいものだね。」
「それにしても、いろいろな形や色、もようなどがあるんですね。」
「そうだね。鳥は鳥なりに、それぞれの種類(しゅるい)なりに、個性(こせい)を主張(しゅちょう)しているようだね。いろいろいるっていうことは、それはそれはすばらしいことなんだね。多様性(たようせい)が高いということだね。ところで、この羽をどこで見つけたの。」
「コガモはおうちの前の道路(どうろ)のところで、オオタカはおうちのお庭で見つけました。」
「いい目をしているんだね。それはそれはすばらしいことなんだ。落ちていて気がついても、何も思わなかったり、おどろかなかったりしては、もったいないね。」
「ほんとうにそうですね。」
「つまり、大切なことは、いつもいろいろなものに興味(きょうみ)や関心(かんしん)、好奇心(こうきしん)をもって、なぜかな?どうしてかな?と思うことなんだ。これからもいろいろなものを見つけてみようね。楽しみにしているよ。いろいろ拾ってモンタ博士のところに持っておいで。そして、いっしょに、観察したり実験したりしてみようね。」

一枚の羽だって……

 一枚の羽だって、大切な自然からのメッセージです。鳥はいつも遠くにいてながめることしかできず、なかなか近くで手に取って観察できません。しかし、羽は一番よく目にし、手にすることができる野鳥観察の大切なパーツの一つです。「拾い物」にも注意ですね。


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