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サギの仲間のいろいろな特徴@

「うわあー。まっ白い鳥だね。シラサギかな?」
「まっ白なサギなので、シラサギと言ったりするけど、本当はシラサギという鳥はいないのよ。白いサギはコサギ・チュウサギ・ダイサギの3種類(しゅるい)がいるのよ。」
「へえー。それで、このサギは……?」
「この写真のサギは、コサギというのよ。」
「どんな特徴(とくちょう)があるの。」
「まず、くちばしは一年じゅう黒くて、足は黄色なの。」
「なーるほど。黄色のスリッパをはいているみたいだね。」
「黄色いスリッパ! なーるほど。おもしろい表現(ひょうげん)ね。」
「ねえ、花ちゃん。サギっていう鳥は、3種類しかいないの。」
「そんなことないわよ。アオサギという大きなサギもいるでしょ。」
「アオサギって、やっぱり青いのかな。」
「そうね。飛ぶ時に風切り羽(かざきりばね)の青が目立つのね。でも、ふだんは青というよりも全身が灰色(はいいろ)のような色ね。」
「ほかにはもういないのかな。」
「白・青の次にはクロサギというのもいるらしいのよ。全身が黒っぽいらしいの。日本の南の地方にいるらしいのよ。」
「へえー。黒いのもいるのか。」
「それから、ムラサキサギというのもいるらしいわ。この鳥は、もっと南の沖縄(おきなわ)の西表島(いりおもてじま)あたりにいるらしいの【南西諸島(なんせいしょとう)が北限】。モンタ博士は、本物を見たことがあると言っていたわ。」
「ふーん。なーるほど。白・青・黒・むらさき……、もういないよね。」
「それがあるのよ。いるのよ。春にみんなで見たでしょ。田んぼのところで……。」
「あ! 思い出したぞ。アマサギだ。」
「アマサギのアマとは、亜麻色(あまいろ)ということね。亜麻色というのは、黄色がかったうすい茶色ね。」
「思い出したぞ。くちばしが黄色くて、田んぼや畑など、ふつうのサギよりもかわいたところにいたサギだ。」
「首が短いのも特徴(とくちょう)らしいの。それから、野鳥の会の人のお話では、牛や耕作機(こうさくき−畑や田んぼをたがやしたりする機械)のまわりにいて、飛び出す虫などをねらう習性(しゅうせい−同じ種類に見られる特徴的な行動パターン)があると言っていたわ。」

シラサギはなぜあんなに白いの……?

 まっ白なサギの色はとてもよく目立ってしまい、外敵に簡単に見つかってしまいそうですが、それなりの意味があるそうです。まず、サギは川や田んぼでよく見かけます。食べ物は、小魚やカエル、バッタなどです。サギをよく観察すると、初めは一羽であったものが、しだいに数羽、数十羽と集まってくるようです。どうやら、サギには、集団になる特質があるように思えます。実際に、実験した人がいるそうですが、白いスーパーの袋に詰め物をして、棒で長い首と足をつけて田んぼにおいておいたそうです。すると、な、な、なんと何羽ものサギが集まってきたそうです。このように、シラサギは、白い色に集まるという習慣があることが分かりました。シラサギの白は、仲間を集合させる働きがあるようです。生き物の形や色にはそれなりの意味があることがこれで分かりました。


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