NO.182

花びらの数を調べてみよう!

「ねえねえ、オー君。きのうは、始業式(しぎゅしき)と入学式があったね。」
「そうだったね。とくに1年生は、みんなピッカピカでとてもかわいかったな。校庭の草や木もお花がたくさんさき始めて、うれしいね。これからの季節(きせつ)は、チョウや虫がたくさん見られるぞ。ヤッター!」
「サクラの花もさきだして、ご入学をお祝(いわ)いしているようだったわね。」
「サクラもよくさいているけどさ、校庭のあちこちに、むらさき色のお花がたくさんあるけど……。なんていう名前の草なんだろう?」
「あ! あれはね、ハナダイコンとか、ムラサキハナナとかいうのよ。それに、ショカッサイとか、オオアラセイトウとも言うのよ。」
「いろいろな名前があるんだな。おいら、知らなかったよ。ところでさ、今、ダイコンとか言っただろう。ダイコンといえば、玄関(げんかん)の横でも、去年の1年生がダイコンを育てていたよな。」
「そうだ。それじゃ、今からそのダイコンのお花を見に行こうよ。」
「そうだね。二人で見てきてごらん。そして、気がついたこと、分かったこと、何でもいいからモンタ博士に教えてね。」
ということで、花ちゃんとオー君はダイコンの花を見てきたとさ……。
「モンタ博士! すごい発見をしたよ。花の色はちょっとちがうけど、形や花びらの数は同じだったよ。」
「どちらも花びらは4枚(まい)だったわ。」
「そうだろう、そうだろう。植物は、同じ仲間(なかま)なら、花の形や花びらの数はみんな決まっているんだよ。今、ハナダイコンやダイコンは、花びらが4枚と言ったけど、3枚とか5枚とかの花もあるかもしれないね。二人で校庭をあちこちてくてくして、いろいろと発見してごらん。さあ、なかよく行っておいで。」

ハナダイコンのつぶやき

 ハーイ! わたしはハナダイコンよ。もともと日本の植物ではなくて、中国などの東アジア地方に生育しているものなの。昔、だれかさんが園芸用に持ち込んだらしいんだけど、それが今では野生化してあちこちに見られるようになったものなの。今から30年くらい前は「ハナダイコン」の種がほしい人には、少しずつ分けてあげていたのにね……。若菜はおひたしなどでもけっこうおいしいのよ。それに、ハナダイコンを抜いてみると、それほど大きくないけど、ダイコンと同じような根があるの。その根をおろし金でおろすと(とても繊維質が多い)、ワサビのような味と香りがするのよ。ぜひ一度チャレンジしてみてね。なお、ダイコンやワサビなど、アブラナ科やキク科などの植物は、ほとんど食べても大丈夫。その反対にケシ科やキンポウゲ科などは、毒のあるものが多いので、十分に気をつけてね。これから山菜採りなども、よく知っている人と行くようにするといいわよ。


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