NO.176

冬至(とうじ)にはユズ・カボチャ

「そろそろ来年のカレンダーがほしい季節になりましたね。」
「そうだね。カレンダーと言えば、こよみを思い出すけど、昔は月の満ち欠け(みちかけ)をもとにして作っていたんだよ。それでね、1年が13か月ある年もあったんだよ。」
「今のこよみでは、うるう年は1日多いだけだけど、昔のこよみでは1か月も多かったのか。なんかとてもおもしろそうだなあ。」
「それでね、昔の人は、月日と季節のずれがあるので、そこで、考えたのが春分(しゅんぶん)、夏至(げし)、秋分(しゅうぶん)、冬至(とうじ)なんだ。」
「そういえば、あさっては、もう冬至ですね。冬至は昼間がいちばん短い時ですね。」
「冬至には、カボチャを食べて、ユズのおふろに入るんでしょ。」
「そうすれば、ぜんぜん病気をしないで、元気になるんでしょ。」
「昔から行われている習慣(しゅうかん―長い間にくり返されてきたこと。しきたりともいう)なんだよ。」
「モンタ博士。どうして、冬至には、カボチャを食べるんですか。」
「カボチャを食べるとかぜなどを引かないそうなんだ。」
「ほんとうですか。でも、どうしてですか。」
「カボチャは、色のこい野菜(やさい)だろう。だから、ビタミンAやビタミンCが多くてね。それで、かぜを引かなくなるそうだよ。それから福(ふく)が来ると言われて、おめでたい野菜なんだね。」
「でも、カボチャって、とれるのは、夏ですよね。」
「そのとおり。カボチャは夏の太陽のめぐみをたっぷりと受けて、冬までとっておける野菜なんだ。昔は、冬になると、緑や黄色の野菜が少なかったんだろう。それで、カボチャがとても大切な野菜だったんだね。」
「ふーん。そうなんだ。それじゃ、ユズのおふろはどうしてなの。」
「ユズをうかべたおふろは、かおりがいいし、よくあたたまるそうなんだ。」
「それだけなんですか。」
「それから、血液(けつえき)の流れをよくしたり、ひびやあかぎれ、かぜなどの予防(よぼう)にもなるといわれているんだよ。」
「ふーん。昔からあるものって、どれもこれもみんな意味があるんですね。おいら、とってもお勉強になったぞ。」
「それから、冷え性(ひえしょう)や神経痛(しんけいつう)、腰痛(ようつう)にもいいそうだ。おじいちゃんやおばあちゃんにも教えてあげるといいね。」

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