NO.158

カタバミの種子飛散距離実験 @(大失敗の巻)

「モンタ博士,何ですか。これは……。」
「よく聞いてくれたね。これは,カタバミの実験(じっけん)だよ。」
「カタバミって,『植物マジック』で,10円玉がピカピカになる草ですね。」
「よくおぼえていてくれたね。そのカタバミだよ。」
「それで,どんな実験なんですか。」
「あのね,植物は動くことができないだろう。でもね,種の時だけは,いろいろな方法で動くのさ。このカタバミという草は,自分でその実をはじかせ飛ばせるんだ。そこで,どれだけ飛ばすのかを調べてみたくなったのさ。」
「ねえねえ,カタバミってどんなお花だったっけ?」
「それじゃ,下の写真をよく見て。お花は黄色で,1cmくらいかな。とても小さいけど,かわいいお花よ。お日様に当たるとお花が開くのよ。くもりや雨の日は開かないの。葉っぱは少しすっぱい味がするのよ。」
「なーるほど。思い出したよ。あちこちの道ばたで見られるお花だね。ところで,モンタ博士! どんな方法で実験したんですか。」
「ホウセンカやツリフネソウもよく飛ばすけどね,カタバミについても図鑑(ずかん)などで,種子が飛ぶと書かれていたんだ。でも,どれだけの距離(きょり)をはじけて飛ぶかは書かれていないので,やってみようと思ったのさ。」
「それで,それで……。」
「まず,カタバミの株(かぶ)を5つほど鉢(はち)に植えたのさ。」
「それで,それで……。」
「せまいところでは,ダメだと思ったので,家庭科室でやったのさ。下の写真のようにね。でもね,この実験は大失敗(だいしっぱい)だったね。」
「失敗したって,どういうことですか。」
「何がどのように失敗だったんですか。」
  ※カタバミの実験のお話続く……。

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