NO.150

ヨウシュヤマゴボウの色水遊び

「あ! 見たことあるぞ。」
「何って、言ったっけかな……。」
「おいら、あちこちで見たよ。今、実の色がとてもこいむらさき色になっている植物だよね。」
「何って、言ったっけかな。思い出せないわ。こまったわ。こんなときは、やっぱりモンタ博士に聞かなくちゃ……。モンタ博士!」
「はーい。みなさん、こんにちは。どうしたの、どうしたの。」
「上の絵……、何という植物ですか。」
「ほほー、よく見つけたね。ヨウシュヤマゴボウだな。どれどれ遊んでみるか。」
「え! 遊べるの。どうやって、遊ぶの。教えて教えて。」
「すごくかんたんだよ。むらさき色の実をとって、紙の上で……ちょこちょこっと、こすると……。」
「うわあー、ものすごい! きれいなむらさき色ですね。」
「あ! そうか。アサガオの花と同じようにして遊べるんですね。」
「そのとおりだね。植物って、いろいろな遊びができて楽しいね。」
「さあ、オー君。おままごとしましょう。私がヨウシュヤマゴボウのジュースを作ってあげるね。それから、インクのようにして字や絵をかいても楽しそうね。」
「でもね、この植物には毒(どく)があるから気をつけようね。」
「ひえー! 毒があるの、助けてー!」
「オー君、だいじょうぶだよ。毒といっても、ゴボウみたいに太い根っこに毒があるだけだからね。お口に入れなければ平気だよ。」
「ははーん、なるほど。根がゴボウみたいだからか……。それじゃ、ヨウシュというのは、どういう意味なの。」
「ヨウシュとは、漢字で洋種(ようしゅ)。つまり、外国から入ってきた植物ということなんだよ。」
「そういうのを帰化(きか)植物というんですよね。あ! 思い出したわ。アメリカヤマゴボウともいうんですよね。」

ヤマゴボウとはちがいます!

 観光地のお土産などでよく販売されているヤマゴボウ(味噌漬・山菜)というのは、キク科植物のアザミの仲間のモリアザミの根や野菜のゴボウなどです。植物学的にいうと、ずいぶんと遠く離れた存在です。名前が似ているということで、ヨウシュヤマゴボウの根を食べたらたいへんなことになりますので、ご注意を!


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