NO.137

いろいろなドクダミ

「上の写真はドクダミですね。下の写真もドクダミ、かな。でも、花がちがうみたいですね。」
「ドクダミって、あのくさい葉っぱだろう。葉っぱがハート形していて、うらが少し赤っぽいのが特徴(とくちょう)だよね。」
「そのとおりですね。ところで、どちらも花の色は白ですね。」
「やっぱり、ドクダミかな……?」
「よく見ると、花の形がちがうみたいね。」
「花の形というよりも、花びらの数がちがうんでないか。」(正しくは花びらでなく、総苞(そうほう)という。)
「そうね。上のドクダミは白い花びらが4枚だけど、下の写真のドクダミはたくさんあるわ。」
「ということは、『ゴチャゴチャドクダミ』というのかな?」
「でも、どうして、同じドクダミの花なのに、こんなにちがいがあるの。」
「そうだね、どうしてだろうね。まず、花、つまり花びらって、何だろうと考えてみようよ。ヒントはね、花と虫との関係(かんけい)を考えるといいよ。」
「花は虫に花粉(かふん)を運んでもらうために、花をさかせるんですよね。」
「そして、実をつくり、種(たね)をふやすんでしょ。」
「そうだね。ところで、植物はどんなもので作られているのかな。」
「植物は、根と茎(くき)と葉っぱからできているんですよね。」
「あれ? 花びらがないじゃんか。」
「そうなんだよ。花びらはね、虫たちに来てもらうために、葉っぱが変化(へんか)したものなのさ。おしべやめしべもみんな、葉っぱがもとなのさ。」
「そうか。そんで、花びらをよく見ると、葉っぱと同じような『すじ』があるんだ。」
「そうだね。さすが、オー君だね。よく見ているね。」
「それで、ゴチャゴチャドクダミについては、どう考えればいいの。」
「ふつうはね、4枚の花びらだけだけど、とつぜんそれ以上になったというわけだよ。ドクダミの場合には、おしべの部分(もとは葉っぱ)が花びらになったというわけさ。今、学校や上川のあちこちでさいているオレンジ色のヤブカンゾウという花を見てごらん。花びらとおしべがくっついているよ。それから、春のヤエザクラや八重(やえ)のヤマブキなど、つくりは同じだよ。」

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