NO.110

春一番って、どうしてふくの?

「♪雪がとけて 川になって 流れて行きます♪」
「あれ? モンタ博士、ごきげんのようですね。何という歌ですか。」
「よく聞いてくれたね。これは、昔の超(ちょう)アイドルスター、キャンディーズの『春一番』という歌だよ。名曲だよね。」
「ふーん。おいら、聞いたことない歌です。ところで、モンタ博士。この前、『春一番』がふいたらしいですね。」
「そうだったね。ものすごい風だったね。」
「どうして、春一番というんですか。」
「まずね、春一番というのは、立春(りっしゅん)から春分(しゅんぶん)までの間にふく、今年の一番はじめにふくあたたかい南の風のことなのさ。」
「冬は北風で、とても冷たい風だけど、春一番はとてもあたたかい風だよね。」
「そうですね。おとといは、気温が18度まで上がったそうですよ。」
「東京では、最大瞬間風速(さいだいしゅんかんふうそく)が27mにもなったそうだよ。」
「でも、どうして南風になるんだろう。」
「ふつう、冬型(ふゆがた)のお天気というのは、西高東低(せいこうとうてい)といって、日本の西側(にしがわ)に高気圧(こうきあつ)があり、東側(ひがしがわ)に低気圧があるんだよ。」
「それが、春一番になると、どのように変わるんですか。」
「日本の西側、つまり、日本海の低気圧が強まるのさ、そして、あたたかい空気が日本の南から、その低気圧に向かっていきおいよくふきこむんだよ。これが春一番というものさ。」
「春一番があるんなら、春二番とか、春三番とかもあるの。」
「それはいい質問(しつもん)だね。このころは、一年中で強い風の日が多いのさ。それで、春二番とか春三番とかもあるんだよ。」
「そして、すぐに春になるんですか。」
「ところが、そうではないんだよ。低気圧が日本海を通りすぎていくと、寒い冬にぎゃくもどりしてしまうのさ。それはね、大陸(たいりく)からの冷(つめ)たい北西の風がふきこむためさ。このくりかえしで、だんだんと春になっていくんだよ。」

O?y[W??    【てくてく自然散歩シリーズ】 トップへ戻る
copyrights