NO.103

十二支(ね・うし・とら・う・たつ・み……)

「ねえ、花ちゃん。今年はねずみ年だよね。でも、どうしてねずみなの?」
「そんなの決まっているでしょ。去年がいのしし年だったでしょ。だから、順番(じゅんばん)で今年はねずみ年。そして、来年はうし年ね。」
「ちょっと、ちょっとちょっと。そんなにかんたんに答えないでよ。おいらが知りたいのは、どうして動物を使って年を決めるかということさ。さる年があれば、チンパンジー年とか、ゴリラ年とかあってもいいんじゃんか。ヘビ年があるなら、トカゲ年なんかがあっても楽しいのにな。」
「ちょっと、ちょっとちょっと。ゴリラ年とか、トカゲ年なんてないわよ。」
「まあまあまあ、しずかにね。何をそんなに言いあらそっているの。」
「だって、花ちゃんが分かんないこと言うんだもん。」
「だって、オー君が十二支(じゅうにし)についてめちゃくちゃ言うんだもん。」
「そうか。十二支についてのお話か。花ちゃんは、十二支を全部言えるの。」
「ね(子)、うし(丑)、とら(寅)、う(卯)、たつ(辰)、み(巳)、うま(午)、ひつじ(未)、さる(申)、とり(酉)、いぬ(戌)、い(亥)の12こでしょ。」
「え! 何だよ。今のは? ひょっとして宇宙人語(うちゅうじんご)かよ。」
「花ちゃんはよく知ってるね。本当は、五行(ごぎょう)、十干(じっかん)、十二支(じゅうにし)というんだけど、まあ、むずかしいお話はやめといて、何でこんなものがあるか知ってる?」
「おいらは、ちんぷんかんぷんだ。」
「古い中国でつくられたそうなんだ。今みたいに、ちゃんとした暦(こよみ)がないころ、年、月、時こく、方角(ほうがく)を表したのさ。」
「そうなの。12の動物が順番にならんでいるのよ。」
「まあまあ、むずかしいお話よりも、楽しく十二支のぬりえでもしようよ。」

お化けは何時ごろに出るのかな?

「草木も眠る丑3つ時……ヒュルヒュルヒュル・ドロドロドロ」とお化けは出てくるものらしい。そこで、疑問が生じた。「丑3つ時」とは、はたして今の時刻で言うと、何時ごろになるのだろう? 困ったので、広辞苑で調べると、真夜中の2時から2時半ごろとなっている。丑が2時なら、「3つ時」とは? これまた疑問が残る。そこで、三鷹の国立天文台に電話して聞いてみた。すると、答えはこうだ。昔の丑の時刻とは、午前1時から3時ごろまでを指すとのことで、かなりアバウトだ。となると、30分刻みで考えていくと合点がいく。なぞは解けた。お化けが出る時刻もはっきりと分かった。でも、お化けがいるかどうかの謎はまだ残る。いずれにしても、真夜中の2時から2時半ごろは要注意だ。


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