花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ


 身近な甲虫(クワガタ・コガネムシ・カミキリムシ・ホタルなど)
モンタ博士,ぼくの教室には,今,いろいろな昆虫がいるんだ。」
ほほー。どんなものがいるのか教えてほしいね。」
MくんやHくんがゴマダラカミキリやウスバカミキリを持ってきたり,それから,昨日は,Tさんがセンチコガネを持ってきたり,Nさんは,ヤマトシジミやショウリョウバッタの幼虫を持って来たりしてるの。」
みんなの学校は自然に恵まれていいところだね。日本全国の小学校でも,これだけいろいろな昆虫がとれる場所はそれほどないと思うよ。」
この前なんか,避難訓練のとき,校庭にタマムシが飛んでいたもんね。」
それから,この前W君がルリボシカミキリというとってもきれいなカミキリ虫を見せてくれたわ。」
ヘチマのたなの近くには,カラムシという草があって,ラミーカミキリがたくさんいたよ。色がとってもきれいだったよ。」
児童朝会のときに,Yくんが大事そうに持っていたのは,カミキリ虫だったわ。名前は分からなかったけど……。」
それはそれはすばらしいね。これからもいろいろな虫をつかまえたら見せてほしいね。それにしても,夏はやっぱり昆虫の季節だね。特に甲虫目の昆虫はよく見られると思うよ。なんせ,昆虫の約半分は甲虫だからね。」
モンタ博士,ここで,甲虫目の特徴をおさらいすると,前の羽が固くて全体が箱のような形になっていて,後ろのまくのような羽をはばたかせて飛ぶんだよね。それから,足にはするどいつめがあるんだ。何といっても昆虫のなかで一番種類が多いのが甲虫目だよね。」
そのとおりだね。目(もく)の次に,科というのがあるのを覚えているかな。」
じゅもんのような,かい・もん・こう・もく・か・ぞく・しゅですね。」
今日は甲虫目のいろいろな科についてお勉強することにしよう。」
 ひげの先が歯ブラシのようにかた側にのびているんだ。あしには,とげのれつがあるのがとくちょうさ。

クワガタムシ科


コガネムシ科
 おすの大アゴは,ツノのようにのびていて,かっこいいよ。私たちは,カブト虫とちがって,成虫まで2年かかるよ。
 私たちの幼虫は,木の中にすんでいて,てっぽう虫ともよばれているんだ。ヒゲがひげー長いんだ。

カミキリムシ科


ハムシ科
 私たちはハムシといいます。葉虫なのよ。
 植物の葉や根を幼虫は食べるの。私たちは,みんな,ミニサイズなのよ。
 体がみんな細長くスマートでーす。日本の昆虫の中で,美しさNO.1は,もちろんタマムシでーす。

タマムシ科


コメツキムシ科
 前のむねが大きくまがるの。それで,あおむけになったとき,前のむねを使って強くうちつけ,とびあがり,おきあがれるんだから。すごいでしょ。
 光を発する昆虫として有名でしょう。卵や幼虫,さなぎまで光るの。でも,光らない仲間もたくさんいるのよ。

ホタル科


シデムシ科
 動物や小鳥のくさった肉を食べているさ。
 そして,土にうめてしまう大切な仕事をしてるさ。ヒゲの先が大きくふくらむのがとくちょうだね。
 私たちは,後ろ羽がなくなっちゃったものが多くてね,飛ぶよりもチョコチョコと歩き回るほうがとくいさ。

オサムシ科


テントウムシ科
 半円球の形をしていますわ。こうげきされると,足のかんせつから黄色いえきをだして,はんげきしますからね。アブラムシを食べる良い昆虫よ。

*イラストの虫をクリックすると,その写真をみることができます。
(真さんからの写真提供:ホームページhttp://www.fuji.sakura.ne.jp/~shin/

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