|
|
|
「 |
クモのことなんだ。クモは巣をはって,そこにひっかかった虫を食べるだろう。でも,どうしてクモは自分の作った巣にひっかからないかということがくわしく書いてあってね,モンタ博士もものすごく勉強になったね。」 |
|
|
「 |
なんかとっても楽しそう。どうして巣にかからないんですか。」 |
|
|
「 |
ぼくたちにも教えてください。一人じめしちゃズルイよ!」 |
|
|
「 |
クモはたて糸と横糸の両方の糸がネバネバしているわけではなくて,横糸だけがネバネバしているのさ。だから,クモはたて糸の上だけを歩いているというわけさ。それにクモの足には油のようなものがついていて,糸がくっつかないようになっているんだそうだ。」 |
|
|
「 |
なかなかうまくできているんですね。感心しますね。」 |
|
|
「 |
モンタ博士,ほかにクモの秘密はないんですか。教えてよ。」 |
|
|
「 |
あのね,クモはね,目的によっていろいろな糸の太さや性質をかえることができるんだって。すごいね。たとえば,アミをはるときの糸,巣にひっかかったえものをクルクルとまくための糸,たまごをつつむ糸,それからね,空を飛ぶときに使う糸などがあるんだよ。」 |
|
|
「 |
みんな同じような糸かと思っていたけど,いろいろな使い分けをしているんだ。」 |
|
|
「 |
へー!よくまちがえないで,使い分けているね。感心。感心。」 |
|