トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (8)植物しょくぶつ名前なまえ分類ぶんるい特性とくせいについて
(646)花をながもちさせよう! (おばあちゃんの知恵ちえ
写真1
花ちゃん
「モンタ博士はかせ! お誕生日たんじょうび、おめでとうございます。」

オーくん
「ぼくとはなちゃんからです。プレゼンターの花ちゃん! おわたししてね。」

「うわあー。感激かんげきだな。うれしいな。すてきなおはなだね。」
モンタ博士

花ちゃん
二人ふたりでおこづかいをって、花屋はなやさんでってきたんです。」

「うわあー。バースデーカードまであるね。これはまたまた感動かんどうで、なみだてしまうね。『これからもながきして、ぼくたち・わたしたち・それから、東書とうしょキッズの『てくてく散歩さんぽ』をんでいる子供こどもたちのために、たくさんのたのしいおはなし、すてきなお話、おもしろいお話、アッとおどろく不思議ふしぎなお話、などなどをいっぱいしてください。』だって! うわあー! 本当ほんとうにありがとうございます。これからもがんばりますね。そうだ! すぐにびんにれようっと。あっ! ちょうどいいのがあったぞ。さあ! 用意よういと!」
モンタ博士

オーくん
「あっ! そうだ。10えんだまれるといいんでしょ。」

「えっ! オーくん。なぜ、そんなことをっているの。」
モンタ博士

オーくん
「うちのおばあちゃんは、いつもそうしているよ。」

花ちゃん
「えっ! 本当ほんとうにそうするといいの。おみずだけよりもいいの。」

オーくん
「そうらしいよ。10えんだまれておくと、どうすこしずつとけし、銅の強力きょうりょく殺菌力さっきんりょくで、水中すいちゅう微生物びせいぶつがふえるのをふせいでくれるようだよ。それから、おやおさけをちょっと入れるのもいいらしいよ。さらに、くちすこしガスレンジのとかでくのも、ばなながもちさせてくれるらしいよ。」

花ちゃん
「うわあー。すごい。オーくんものりね。感心かんしんしちゃう。」

「そのとおりだね。おどろいた。でも、どうしてそんなにくわしくってるの。」
モンタ博士

オーくん
「いつもおばあちゃんはそうしているよ。おばあちゃんの知恵ちえだね。」

「おばあちゃんには感謝かんしゃしなくちゃね。さて、それでは、はなれるね。」
モンタ博士

オーくん
「ちょっとって、水切みずきりは水のなかで、くちがななめになるように切ってね。」

花ちゃん
みずなかるというのはいたことがあるけど、ななめに切るのはなぜなの。」

写真2
オーくん
「それはね、みずいこむ部分ぶぶん面積めんせきひろくなるからなんだ。」

花ちゃん
「なるほど、われてみればそのとおりね。」

オーくん
「それからね、くちすこしつぶすというのも、みずいこみぐちひろくできるからいいんだよ。」

「またまたおどろきだな。本当ほんとうにくわしいね。」
モンタ博士

オーくん
「これもおばあちゃんの知恵ちえというものかな。おばあちゃんはおはなのおけいこをしているときに、となりでていてね、それでいろいろとおぼえているんだ。」

「そうだったのか。それで、いろいろとっているんだね。つまりね、ばなながちさせるいちばんのコツは、みずとおみちをふさぐようなじゃまものをくすということなんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「そうですね。でも、ばなはそのうちれてしまうけど、ともかく、ぼくやはなちゃんのモンタ博士はかせへの感謝かんしゃおもいとあい永遠えいえんなんです。」

花ちゃん
今日きょうのオーくん! かっこいい! 拍手はくしゅ×∞(無限むげんだい)。」

今日きょうは、どうもありがとう。いろいろとたくさんお勉強べんきょうになったね。よかったね。はなちゃん。それにしても、今日きょうのオーくんには感心かんしんすることばかりだね。」
モンタ博士

花ちゃん
本当ほんとうにそうですね。今日きょうのオーくん! すばらしい! 拍手はくしゅ×∞(無限むげんだい)。」

オーくん
今日きょうは、おはなながもちさせるために、10えんだまのおはなしをしたけど、まだまだ10円玉パワーのお話があるんだよ。」

花ちゃん
「えっ! 10えんだまパワー? まだあるの。」

枯れてしまうということ⋯⋯
 森羅万象、時の流れとともに、様々なものが変化していくのは当然であり、無理にあがなうことはどうかと考える。種から発芽した植物は、日々成長し茎を伸ばし葉を展開。そして、花を咲かせ、実を作り、枯れていく。これは自然の流れであり、それ自体が素晴らしいと考えるべきではないか。生あるものはいつか滅ぶものである。美しい花も枯れることに大きな意味がある。人生100年時代と言われると、もっと生きたいと願うのはいいが、皆が皆、長生きできるということではない。天寿、つまり与えられた命を精一杯生きていくこと。その過程で笑ったり喜んだり苦しんだり悩んだり、泣いたり絶望したり、希望をもったり、自信をもったり、そんなことの繰り返し、そこに人生の面白さと生きていくことの価値があるのだろうと思う。
   てくてく自然散歩シリーズ
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