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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (4)生物せいぶつ日本人にほんじんのかかわり
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (4)被子植物ひししょくぶつ単子葉類たんしようるい)のなかま
6.その
 (1)動画どうがたのしむ世界せかい
 (3)テスト・問題もんだい検定けんてい
(582)竹取物語たけとりものがたり その2(竹の活用かつよう・竹クイズ)
写真1
花ちゃん
「わあー! かわいいパンダですね。」

オーくん
「あれ? ()(なに)っているよ。あ! ササの()だ。」

「そうだね。パンダといえばササだけど,本当(ほんとう)は,パンダは肉食(にくしょく)動物(どうぶつ)で,(ふゆ)(ゆき)()もり()(もの)(すく)なくなる環境(かんきょう)()らしていたんだ。そのため,(ほか)の肉食動物と(あらそ)わないよう,1年中(ねんじゅう)食べられる(たけ)やササを(えら)んだといわれているんだよ。竹やササをたくさん食べてもあまり栄養(えいよう)にならないらしいよ。」
モンタ博士

オーくん
「80パーセントは,ふんとして()してしまうと(ほん)()いてありました。」

花ちゃん
「それで,むだなエネルギーを使(つか)わないように,パンダはいつもゆったりと(うご)いているのかもしれませんね。」

「そうだね。(はな)ちゃんのうとおりかもしれないね。ところで,今日(きょう)(たけ)(つく)った(もの)でどんなものがあるか,みんなで(かんが)えてみよう。」
モンタ博士

オーくん
(たけ)ざる,竹かご,竹のほうき,竹ぐし,竹ひごもあるし,竹のおもちゃもね。」

花ちゃん
「それから,(たけ)のしゃもじ,竹の(みみ)かき,竹炭(たけずみ)もある。まだまだあるわ。竹の(かたな)とは剣道(けんどう)竹刀(しない)でしょ。さらに,竹の楽器(がっき)や竹の(いえ)もあるわ。」

写真2
「すごいね。(たけ)だらけだね。それでは(いま)から,竹のつく文字(もじ)。つまり,竹冠(たけかんむり)漢字(かんじ)(おも)()してみよう。」
モンタ博士

花ちゃん
(たけ)(どう)で『筒(つつ)』,竹で(つく)った(ふね)で『筏(いかだ)』,竹で作った(おと)()るものは『笛(ふえ)』もあるし,管楽器(かんがっき)の『管(かん)』はくだの楽器だわ。」

オーくん
()りで使(つか)う『竿(つりざお)』,習字(しゅうじ)(とき)の『筆(ふで)』,(あたま)にかぶる『笠(かさ)』,(もの)()れる『箱(はこ)』,まだまだありそうですね。」

「そうだね。いろいろとあるね。(むかし)から,日本人(にほんじん)(たけ)のいろいろな性質(せいしつ)利用(りよう)して,その()さを発見(はっけん)し,たくさんの生活(せいかつ)役立(やくだ)つものを(つく)ってきたんだね。」
モンタ博士

オーくん
日本人(にほんじん)だけじゃないですよ。(はつ)明王(めいおう)のエジソンは,白熱(はくねつ)電球(でんきゅう)のフィラメントの材料(ざいりょう)として,日本の(たけ)()つけ()(じつ)(よう)()させたのは(ゆう)(めい)なお(はなし)ですね。」

「よく()ってるね,(もの)()りオー(くん)だね。感心(かんしん),感心。」
モンタ博士

花ちゃん
(たけ)(つく)られた(もの)って,しっくりとくる(かん)じで(あたた)かみもありますね。(わたし)は,プラスチック(せい)(ひん)では(あじ)わえない,竹の雰囲気(ふんいき)()きです。」

最近(さいきん)では,(たけ)利用(りよう)した最先端(さいせんたん)製品(せいひん)として,(かみ)繊維(せんい)(つく)ったり,竹炭(たけずみ)使(つか)った衣類(いるい)まであるんだ。さらに,竹パウダーを肥料(ひりょう)にしたり,発電(はつでん)のための燃料(ねんりょう)としても,研究(けんきゅう)されてきているんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
(たけ),すごいですね。竹,りっぱです。竹,期待(きたい)できますね。」

「そうだね。ところで,今日(きょう)も,(たけ)についてあれこれとお勉強(おべんきょう)できたけど,最後(さいご)にモンタ博士(はかせ)の『竹クイズ』の時間(じかん)となりました。さあ! みんなで(かんが)えてみましょう!」
モンタ博士

 

竹クイズ
① クイズ1・・・(たけ)にも年輪(ねんりん)はある。
② クイズ2・・・タケノコは(はる)にしか()えない。
③ クイズ3・・・竹林(ちくりん)面積(めんせき)日本(にほん)一番(いちばん)(おお)いのは京都(きょうと)。 
④ クイズ4・・・竹を使(つか)って(いえ)()てることができる。 
⑤ クイズ5・・・かぐや(ひめ)はモウソウチクの(なか)(はい)っていた。  
⑥ クイズ6・・・すべての竹はまっすぐにびる。  
⑦ クイズ7・・・()()()によって,竹のかたさは()わる。 
⑧ クイズ8・・・竹は病気(びょうき)にならない。
⑨ クイズ9・・・七夕(たなばた)(とき)に,()がいつまでも()れずに(なが)()ちさせる(ほう)(ほう)がある。
⑩ クイズ10・・・ササは(ほそ)くて,竹は(ふと)い。 
⑪ クイズ11・・・竹の(ふし)はすべて空洞(くうどう)である。
⑫ クイズ12・・・マダケとモウソウチクを一目(ひとめ)見分(みわ)ける方法(ほうほう)がある。

 
クイズの(こた)えと解説(かいせつ)
No
答え
やさしい解説
×
 ()年々(ねんねん)成長(せいちょう)とともに(みき)(ふと)くなるが,(たけ)(かん)が太くなるわけではないので年輪(ねんりん)はない。
×
 いくつかの(しゅ)(るい)があり,(かん)()(かく)なシホウチクなど(あき)にタケノコがる種類もある。
×
 京都(きょうと)嵯峨野(さがの)竹林(ちくりん)有名(ゆうめい)だが,生産量(せいさんりょう)一番(いちばん)(おお)いのは九州(きゅうしゅう)で,そのトップは鹿児島(かごしま)
 日本(にほん)ではあまり()られないが,海外(かいがい)では竹の性質(せいしつ)利用(りよう)した(いえ)()てられている。
×
 マダケはもともと日本に自生(じせい)。モウソウチクは,鎌倉(かまくら)から江戸(えど)時代(じだい)移入(いにゅう)した。かぐや(ひめ)(はなし)は,10世紀(せいき)より(まえ)なので,マダケに(はい)っていたと(かんが)えられる。
 根元(ねもと)()がるネマガリダケや,(ふし)ごとにジグザグになるムツオレダケという竹もある。
 成長(せいちょう)(はる)(なつ)の竹はやわらかく,秋冬(あきふゆ)の竹はかたく丈夫(じょうぶ)である。工芸品(こうげいひん)は,秋冬(よう)使(つか)う。
×
 病気(びょうき)もあれば(むし)食害(しょくがい)もある。テングス(びょう)という(えだ)変形(へんけい)する病気もある。
 ()(ばな)のように(みず)につける(ほう)(ほう)もあるが,(かん)(あな)()けて(ふし)(あいだ)に水を()れるとよい。
10
×
 竹類(たけるい)分類(ぶんるい)非常(ひじょう)にむずかしく,(ふと)さでは()められない。竹の(かわ)(はや)()ちるのが竹で,いつまでも皮がついているものをササと一般的(いっぱんてき)によんでいる。しかし,〇〇ダケといってササだったり,〇〇ザサと()っても竹だったり,()(めい)では(こん)(らん)している。
11
 (たけ)にはいろいろなものがある。直径(ちょっけい)30センチの竹,(たか)さが30メートルの竹,トゲのある竹などもあるが,竹はどれも(ふし)があり空洞(くうどう)である。
12
 マダケは二重(にじゅう)()をもつ,モウソウチクは,一重(ひとえ)の輪である。
竹細工(たけざいく)にチャレンジしてみよう!
 モウソウチクやマダケなどは,簡単(かんたん)()(はい)るものなので,のこぎりやその()道具(どうぐ)使(つか)えば,すぐに貯金箱(ちょきんばこ)花差(はなさ)し,健康(けんこう)足踏(あしぶ)みなどができます。(くわ)しくは(どう)()(さん)(しょう)

(どう)()(たけ)(ざい)()いろいろ
竹細工→https://youtu.be/wauK-DYOU6M
   てくてく自然散歩シリーズ
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