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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (2)くきのつくりとはたらき
 (9)わあ、たのしい! 草花くさばなあそびの世界せかい
6.その
 (3)テスト・問題もんだい検定けんてい
(568)っぱの笛検定ふえけんてい初級しょきゅう中級ちゅうきゅう上級じょうきゅう
写真1
「お! (はな)ちゃん。スズメノテッポウの(ふえ)(あそ)んでいるね。」
モンタ博士

花ちゃん
(わたし),この(ふえ)大好(だいす)きなんです。(はる)(かぜ)(かん)じながら,()んぼでの(あそ)びは(さい)(こう)ですね。」

オーくん
「スズメノテッポウはたくさんあるから,何度(なんど)でもチャレンジできるところがいいね。」

「そうだね。いろいろな(くさ)()(おと)()して(あそ)ぶことは,その植物(しょくぶつ)のようすや特徴(とくちょう)自然(しぜん)(まな)べるからいいね。そこでね,(こん)(かい),モンタ博士(はかせ)勝手(かって)に『1(まい)()っぱで(ふえ)づくり・・・初級(しょきゅう)中級(ちゅうきゅう)上級(じょうきゅう)検定(けんてい)』というものを(かんが)えたんだ。」
モンタ博士

オーくん
「え! (ふえ)検定(けんてい)? どういうことですか。」

花ちゃん
検定(けんてい)というと,順番(じゅんばん)()がっていくのですか。」

オーくん
検定(けんてい)合格(ごうかく)したら,合格認定(にんてい)カードとかもらえるのですか。」

初級(しょきゅう)中級(ちゅうきゅう)上級(じょうきゅう)とあるけど,どれからチャレンジしてもいいよ。それから,合格(ごうかく)認定(にんてい)カードも(つく)ってあげよう。」
モンタ博士

花ちゃん
「それは(たの)しみですね。それで,どういう検定(けんてい)なのですか。(おし)えてください。」

「まず,1(まい)()でできるというのがポイントだね。まず,初級編(しょきゅうへん)としてはね。」
モンタ博士

オーくん
初級編(しょきゅうへん)とは・・・?」

「これは一番(いちばん)かんたんだね。だから初級編(しょきゅうへん)なんだけど,1(まい)()っぱを(くち)()てて(やさ)しくふくだけだよ。」
モンタ博士

写真2
オーくん
「それは,かんたんでいいですね。どんな()っぱがいいんですか。」

「そうだね。いろいろな()っぱでやってみることが大切(たいせつ)だよ。どんな葉っぱなら(おと)るか,葉っぱによって音のちがいがあるとか,あれこれ(ため)してごらん。」
モンタ博士

花ちゃん
(くさ)()っぱでも,()の葉っぱでもいいのですか。」

「そうだね。どっちもいいさ。ふき(かた)のコツとしては,()(りょう)はじをって(くち)びるにそっと()てて,葉の表面(ひょうめん)をふるわすようにふくことだね。(まる)くてうすい葉っぱなんかが(おと)()やすいね。ニセアカシアの葉なんかいいね。ともかく,いろいろな葉でやってごらん。大切(たいせつ)なことはチャレンジ(せい)(しん)(あそ)(ごころ)さ。」
モンタ博士

オーくん
「はい。かりました。チャレンジします。中級(ちゅうきゅう)というのは,どんな(ふえ)ですか。」

「これもかんたんだよ。1(まい)()を葉の(さき)から()き,(なか)()つ。それから,ふき(ぐち)(じょ)(うげ)くちびるでおさえたりして,(おと)()るところを(さが)しながら,音を()すんだ。」
モンタ博士

写真3
花ちゃん
(なに)かコツというのはあるのですか。」

「そうだね。()(おもて)(なか)()()むようにするといいよ。(くち)びるのおさえ(かた)調(ちょう)(せつ)しながら,(おと)()りやすいところを(さが)すんだ。ふく(つよ)さもいろいろとやってみることだね。シラカシの葉っぱでやるといい音がたよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「はい! やってみます。オー(くん)! いっしょにやろう!」

オーくん
「うん。いいよ。それから,上級編(じょうきゅうへん)というのはどんな(ふえ)ですか。」

「これは,(まえ)にも(おし)えてあげたことがあると(おも)うけど,()のように,()っぱをたてにさいて,(ゆび)(あいだ)にはさんで,親指(おやゆび)の間に(いき)をふきこむんだ。たてにすじのあるような単子葉(たんしよう)植物(しょくぶつ)でやるといいよ。」
モンタ博士

写真4
オーくん
単子葉(たんしよう)植物(しょくぶつ)? どんなのだったかな。」

「ごめん。むずかしい(こと)()使(つか)ってしまってごめん。つまり,イネ()植物(しょくぶつ)のササやエノコログサなど,たてにすじのある植物。平行(へいこう)(みゃく)がある植物でやるといいんだ。網目(あみめ)の脈のあるものではちょっと無理(むり)だと(おも)うよ。」
モンタ博士

オーくん
平行(へいこう)とか,網目(あみめ)(みゃく)とか,むずかしいなあ。」

「まあ,そんな言葉(ことば)なんかどうでもいいよ。たてにさけるような()っぱを(さが)してやってごらん。あれこれと探しながらやることが(たの)しいんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「これも(なに)かコツがあるのですか。」

「そうだね。ともかく,何度(なんど)も何度もチャレンジすることだね。失敗(しっぱい)成功(せいこう)のもとだよ。そして,(おと)()(とき)はうれしいものだよ。それに,友達(ともだち)どうしで(おし)えあったりするのもいいね。」
モンタ博士

花ちゃん
(なん)だか,わくわくドキドキしてきましたね。」

「それからね,(どく)があったり,さわるとかぶれたりする()では(おこな)わないように注意(ちゅうい)してほしいね。ともかく,チャレンジ(せい)(しん)(あそ)(ごころ)(たの)しんでやろう。」
モンタ博士

(ふえ)検定(けんてい)合格(ごうかく)のための「傾向(けいこう)対策(たいさく)
初級編(しょきゅうへん)

4~5(がつ)ごろ,若葉(わかば)出始(ではじ)めたころがよい。つまり,(やわ)らかな()っぱがお(すす)めである。葉の表面(ひょうめん)がつるつるの(ほう)(おと)()やすい傾向(けいこう)である。

中級編(ちゅうきゅうへん)

ツバキやカシ(るい),サザンカ,マサキ,ネズミモチなどの常緑樹(じょうりょくじゅ)がお薦め。葉の表面に凹凸(おうとつ)があるものよりも,(たい)らのものの(ほう)がよい傾向(けいこう)にある。

上級編(じょうきゅうへん)

()いた葉の(はば)は3~5ミリくらいが(てき)している。親指(おやゆび)第一(だいいち)関節(かんせつ)第二(だいに)関節の(あいだ)(たて)にはさみ(やさ)しくふくとよい。イネ()植物(しょくぶつ)は,葉の(ふち)にガラス(しつ)のトゲトゲがあるので,(ゆび)()らないように注意(ちゅうい)必要(ひつよう)である。

   てくてく自然散歩シリーズ
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