トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (5)自然観察しぜんかんさつ実験じっけんのてびき
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
4.自然界しぜんかいのつりあい・環境保全かんきょうほぜん地質ちしつ地形ちけい世界せかい
 (2)外来種がいらいしゅ
(539)タンポポであそぼう
写真1
オーくん
「あ! (はな)ちゃん。タンポポの綿(わた)()()ばしで(あそ)んでいるんだね。」

花ちゃん
(たの)しいわよ。オー(くん)もいっしょにやりましょう。」

オーくん
「たくさんの綿毛(わたげ)()んでいくのは,やっぱり(かる)いからなんだろうね。」

花ちゃん
「そうね,オー(くん)()うとおりね。綿毛(わたげ)って,どうなっているのかな。(むし)メガネで()たり,(おお)きさをはかったりしてみよう。」

写真2
オーくん
綿毛(わたげ)って,たくさんの(いと)のような()(あつ)まったものなんだね。それから,(しゃ)(しん)(みぎ)(たね)だね。(おお)きさは3ミリくらいで(はば)は1ミリもないね。」

花ちゃん
「たくさんの()があるし,(たね)(ちい)さく(かる)そうね。それで()ぶのね,きっと。」

オーくん
「よく()ると,(たね)のまわりはギザギザだ。これも(なに)意味(いみ)があるんだろうね。」

花ちゃん
「そうね。それは,()ちた(たね)(つち)(あいだ)にしっかり(はい)りこむためかもね。」

二人(ふたり)とも,よく観察(かんさつ)していてりっぱだね。(あそ)びから植物(しょくぶつ)のつくりや様子(ようす)(かんが)えるなんて,感心(かんしん)感心(かんしん)。さすがだね。」
モンタ博士

オーくん
「いやー,それほどでもありません。」

花ちゃん
「いろいろと(かんが)えていたら,おもしろくなってきたんです。」

「なるほど,すばらしい。それでは,ここでモンタ博士(はかせ)からの問題(もんだい)だよ。これは(なん)だかかるかな。」
モンタ博士

写真3
花ちゃん
「うわあー! すてきなブレスレットですね。タンポポの(はな)(くき)(ふた)つにさいて,()()いたんですね。」

「そうだよ。(ゆび)()けば指輪(ゆびわ)にもなるね。それでは,(つぎ)写真(しゃしん)をよく()てごらん。どれもみんなタンポポの(はな)だけど,(なに)()がつくことはないかな。」
モンタ博士

写真4
オーくん
「タンポポの(はな)(よっ)つありますね。」

(ひだり)(ふた)つと(みぎ)の二つをくらべてごらん。」
モンタ博士

オーくん
(みぎ)(ふた)つは,(はな)(ぜん)()(ひら)いている(かん)じだけど・・・。」

花ちゃん
(ひだり)(ふた)つは,(はな)(ちゅう)(しん)()(ぶん)(ひら)いていないみたいですね。」

「これはね,タンポポの(はな)(ひら)期間(きかん)関係(かんけい)しているんだよ。ふつうタンポポは(あさ)開いて夕方(ゆうがた)には()じ,それを2~3(にち)くり(かえ)すけど,1日目(にちめ)の花は中心(ちゅうしん)の花は開かず,2日目(ふつかめ)になると,中心の花まで開くということなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「へえー。そういうことなんですか。まったく()りませんでした。」

オーくん
「ぼくたち,いつも()ているタンポポだけど,見ているようでしっかりとは見ていなかったということですね。これからは,もっと注意(ちゅうい)(ぶか)くあれこれとよーく見て観察(かんさつ)していきます。」

タンポポを使(つか)ってこんな(あそ)びも・・・
 タンポポの花茎(かけい)()り,()()()れて(みず)(なか)へ入れると,あらあら不思議(ふしぎ),くるくると(まわ)ります。マツの()を花茎に入れて,(なが)れる(みず)()(よう)して(みず)(ぐるま)として(あそ)んだりします。また,(はな)(かんむり)としてはシロツメクサが定番(ていばん)ですが,タンポポでチャレンジしても(たの)しいでしょう。また,花茎を3センチ(ほど)(なが)さに()り,(くち)()(ほう)(かる)くつぶせばタンポポ(ぶえ)のできあがりです。さらに,花を親指(おやゆび)(はじ)()ばして遊んだりと,まだまだたくさんのタンポポ遊びができそうです。
   てくてく自然散歩シリーズ
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