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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (3)脊椎動物せきついどうぶつのなかま
(514)カモシカ
写真
オーくん
「うわあー! これも『がいこつ』だ。でも,シカとはちがうみたいだぞ。」

花ちゃん
「キャー! こわい!」

「またまた,ごめん。こわいとおもひとは,もうないでください。ごめんなさい。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせ! これはなんですか。」

「これもモンタ博士はかせ宝物たからものなんだ。ちょっとシカとはちがうでしょ。」
モンタ博士

オーくん
なにかの動物どうぶつあたまほねですね。」

花ちゃん
「モンタ博士はかせ本物ほんものですか。」

「もちろんだよ。本物ほんものだよ。すごいだろう。」
モンタ博士

オーくん
「どうしてそんなにすごいのですか。」

「それはね,この動物どうぶつがすごいんだ。めずらしいんだ。めったにられないのさ。」
モンタ博士

オーくん
「ますますきたくなりました。これはなん動物どうぶつ頭蓋骨ずがいこつなのですか。」

「これはね,カモシカだよ。」
モンタ博士

オーくん
「カモシカ? 名前なまえっているけど,はじめてです。」

花ちゃん
「カモシカって,特別とくべつ天然てんねん記念物きねんぶつですね。」

「よくってるね。はなちゃん! さすがだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「でも,どうしてモンタ博士はかせっているのですか。」

オーくん
「なぜ,モンタラボにあるのですか。」

八ヶ岳やつがたけ植物しょくぶつ観察かんさつったときに,つけてひろってきたのさ。」
モンタ博士

花ちゃん
つけた? ひろってきた?」

「そうだよ。モンタ博士はかせがね,いつものようにみちのないようなところでもどんどんはいってしまうんだけど,あるときとおくにしろほねのようなものがあって,またシカかなとおもってちかづいたら,ちょっとちがうことにづいてね。かえって調しらべたら,カモシカだということがかったんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
「カモシカって,どういう動物どうぶつなんですか。」

オーくん
「カモシカ・・シカ・・とは,名前なまえがよくているけどおなじなかまなのですか。」

「カモシカは哺乳類ほにゅうるいぐう蹄目ていもくといわれるもので,ウシ,ブタ,ヤギ,シカ,ラクダ,キリン,カバ,イノシシなどとおなじなかまなんだ。」
モンタ博士

オーくん
ぐう蹄目ていもくというのは,どういうものですか。」

「それは,ひづめ偶数本ぐうすうほんあるのが特徴とくちょうなんだよ。それから,シカとカモシカのちがいだけど,シカはシカでトナカイなどもそうだね。それから,カモシカはウシ科というなかまなんだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「ウシのなかまということは,くさべる草食そうしょく動物どうぶつということですか。」

「そのとおりだね。もよくべて,カモシカのきな食べものとは,コナラなどのナラぞく植物しょくぶつとか,アオキなどの常緑樹じょうりょくじゅ,さらにサクラなども好きみたいだよ。ドングリなどのもよく食べるそうだ。」
モンタ博士

オーくん
「ところで,べたらウンチもするでしょうね。どんなウンチなのでしょうか。」

「おもしろい質問しつもんだね。でも,大事だいじなことだね。まず,シカとの比較ひかくだけど,シカはあるきながらぼろぼろとあちこちにウンチをするけど,カモシカは,とてもお行儀ぎょうぎがいいんだよ。歩きながらではなく,きちんとしゃがみこんで,ゆっくりとするんだよ。トイレの場所ばしょまっいていっか所かしょにするんだ。」
モンタ博士

オーくん
「どんなかたちのウンチなのですか。」

「シカは長円形ちょうえんけいだけど,カモシカは,ドングリのようなかたちらしいよ。モンタ博士はかせたことがないから,今度こんどどこかで見つけてみたいね。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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