5.各学年の授業実践・地域活動
(4)4年生
(489)4年生の矢川探検(初夏)
「きのうは,4年生みんなで『矢川たんけん』に行ってきました。」
「桜守の大谷さんもごいっしょに来てくれました。」
「カルガモの親子や,大きなアオサギがぼくたちをお迎えしてくれました。」
「それはよかったね。それで,どんなことをしたのかな。」
「まず,みんなで『ママ下湧水』と『矢川』と『府中用水』のそれぞれの水温を,温度計で測りました。」
「同じ水なのに,流れてくるところによって温度がまったくちがうということがよく分かりました。」
「『ママ下湧水』と『矢川』はひゃっこくて,『府中用水』はぬるかったです。」
「自分の体でしっかりと体験できたことはすばらしいことだよ。これからも自分の体を実験の道具として,五感を使って観察しよう。」
「モンタ博士! 網を持っていって,魚も取ったんだ。」
「そうなんです。グループごとに,植物や昆虫,魚,鳥などテーマをきめて調べたんです。いままとめているところなので,お楽しみに!」
「網を持っているだけで,魚がちっともとれない子供たちに,校長先生が,取り方を直接指導したそうだね。」
「そうだよ。生き物がいそうな場所に網を置いて,足でジャブジャブと追い回すんだ。川のはじっこの植物がちょっと生えているところがポイントさ。」
「それで,いろいろと取れたのかな。」
「川エビやザリガニ,魚やドジョウ,コオニヤンマやハグロトンボのヤゴもゲットすることができました。」
「それから,川の流れの近くの木や草については,校長先生に教えてもらう子もいました。」
「スイカズラというお花はとてもいいにおいがしました。その他にもたくさんの植物があることがよく分かりました。」
「すべての活動が終わり,まとめの時間になると,大粒の雨がザアーザアーと降ってきたので,急いで学校にもどりました。」
「元気に楽しく無事故で行ってこられて,また今度行くのが楽しみです。」
「また,この日,学校では3年生のヤゴ取り作業も行われ,アカトンボやシオカラトンボのヤゴが合わせて100匹以上とれたそうです。」
「それもすばらしかったね。モンタ博士も見たかったなー。」