1.身近な自然の観察
(5)自然観察・実験のてびき
(486)スケッチしよう!
「はーい! 国立第七小学校のよい子のみなさん,こんにちは。今日は,モンタ博士のお友達がこの第七小学校に遊びに来てくれました。」
「お友達ってだれですか。」
「お友達というのはね,タヌキくん・アナグマくん・ハクビシンくんでーす。」
「さあさあ! みなさん。エンピツと画用紙を用意しましたので,みんなで,楽しく『スケッチ大会』をしましょう。」
「わーい! わーい! エンピツください。」
「わーい! わーい! 画用紙もください。」
「モンタ博士! さわってもいいんですか。」
「もちろんだよ。どんどんさわっていいよ。自分の手でさわって,どんな感じがするかを自分で知ることが大切なんだ。」
「うわあー! 気持ちいいな。」
「うわあー! あったかそうだね。」
「ひげもさわっていいの。」
「OK。毛が多いだろ。だから『ケモノ』なんだよ。」
「さわった感じ,気持ちいい毛の感じなど,どんどんかいてみようね。よーくよーく見てごらん。いろいろな発見があるわよ。それをかけばいいのよ。」
「図工の先生のいうとおりだね。うまくかこうとか,失敗したらいやだな,なんて思わずに,楽しむことが大切なんだよ。」
「あせらずに,静かに,じっくりと,ていねいに見ることが大切なんですね。」
「昼休みにも来ていいですか。」
「もちろんですよ。みなさんが来てくれるのを,タヌキくん・アナグマくん・ハクビシンくんとお待ちしていまーす。」
「みんな,一生懸命にかいていてとてもえらいね。感心しました。どれどれ,みんなの作品を見せてもらおうかな。」
「はーい! かけました! モンタ博士! 見てくださーい。」
「うわあー! みんな,とてもよくかけていますね。すばらしい! ブラボー!」
「みなさんの作品は,児童玄関にかざります。楽しみにしていてくださーい。」
・・・ということで,楽しかったスケッチ大会は終わったとさ・・・。
絵を描くことの大切さ
絵を描くということはどういうことでしょうか。上手・下手とよく言いますが,あまり気にしないでのびのびと描くことが大切ですね。描く時には,見ることです。対象に向かってじっくりと見て,静かに見て,細かく見る。にらめっこみたいなものです。何度も見ているうちに必ず発見があり,観察力が高まります。様々なものに対する観察力を高め鍛えるためにも,絵を描くことはとても良いことで意味の深いものです。とは言っても,何といっても楽しむことが一番。よく描けた! 上手く描けたぞ! と自分をほめたりしながら,自信を持ちながら描き続けましょう。周りの人と比べて上手・下手と言わずに,前の自分と比べて少し上手く描けたな。丁寧に描けたなと喜びながら・・・。