トウショキッズ 東書KIDS

  • HOME
  • みなさまへ
  • 保護者の方へ
  • 先生へ
花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
 (11)おいしい植物しょくぶつ世界せかい
(476)おちゃのおはなし
写真
オーくん
「あ! なんだ? この写真しゃしんは? ひだりたねのようだ。みぎしろはなだね。」

花ちゃん
「これは,おちゃよ。お茶のたねはなね。この種は,このまえ年生ねんせいつけてくれて,校長こうちょう先生せんせいにプレゼントしたそうですよ。」

オーくん
「へえー,たねなんだ。なんだかのようにもえるけどね。」

花ちゃん
「このたねみっつくらいはいっているのよ。それで,地図ちず記号きごうのお茶畑ちゃばたけはこうなんだ。

写真
オーくん
「へえー! おちゃって,緑色みどりいろをしていて,よくんでいる,あれでしょ?」   

花ちゃん
「そうよ。オーくんらなかったの。これははなだけど,っぱをつんで,むしたり,それからでもんだりしてつくるのよ。」

オーくん
「へえー。なんでもっているんだな。」

はなちゃん,オーくん今日きょうはおちゃのおはなしかね。ぼくも仲間なかまれてほしいね。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士はかせもおちゃきでしょ。お茶っていつごろからんでいるのかな。」

むかし中国ちゅうごくでね,あるひとがおをわかそうとして,そこにちて,お湯のなかはいり,うつくしいいろになって,それをんだら,よいかおりであじもよくて,元気げんきたそうだ。それがおちゃはじまりさ。」
モンタ博士

花ちゃん
「おちゃっていろいろあるんですよね。モンタ博士はかせはどんなお茶がきですか。」

緑茶りょくちゃもいいし,こうちゃもいい,それから,ウーロンちゃもおいしいね。」
モンタ博士

オーくん
「へえー,いろいろあるんだ。」

「でもね,緑茶りょくちゃこうちゃ,ウーロンちゃはみんなおなじお茶のっぱでつくるんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「えっ! みんなおなっぱからつくるの。」

つくかたがちがうのさ。ちょいとむずかしいおはなしは,今日きょうはやめとくね。」
モンタ博士

花ちゃん
「ところで,どうして,そんなにおちゃむのがきなんですか。」

「おちゃはね,気分きぶんをよくしたり,あたまはたらきをよくしたりするんだよ。むかし,お茶は,くすりとしてんでいたんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「おちゃあたまがよくなるのか。そいつはいいことをいたぞ。」

花ちゃん
「モンタ博士はかせ。ふつうの野山のやまにも,おちゃはあるんですか。」

「もちろんあるよ。国立くにたち野山のやまのあちこちにあるよ。みんなでさがしてごらん。」
モンタ博士

ちゃはみなおなじチャのっぱから
 東海道とうかいどうたびすると,茶畑ちゃばたけ広範囲こうはんいひろがっており,とく静岡県しずおかけんでは茶の生産量せいさんりょう栽培面積さいばいめんせきが日本一となっているそうだ。それらは,すべて緑茶りょくちゃであるが,製法せいほうちがいによってウーロンちゃ紅茶こうちゃつくれてしまうのである。すなわち,紅茶とは,茶のなまをしおらせて,もみ,あっして発酵はっこうさせてから,乾燥かんそうさせたものであり,ウーロン茶とは,よわく発酵させたもので,緑茶と紅茶の中間的ちゅうかんてきなものである。
 なお,世界せかいもっとまれているおちゃといえば,それは紅茶こうちゃであり,世界の75パーセントにものぼっている。なお,りょくちゃこうきゅうひんといわれるぎょくわたしにはあまりえんがない)とは,まえ20日はつかくらいすだれでおおうか,ちゃ直接ちょくせつわらをうすくかけて組織そしきかたまらないようにしたものをり,もんでかわかしたものである。また,まっちゃというのは,玉露のなどのかたぶんのぞ粉末ふんまつにしたものである。みんなでお茶をみましょう。
   てくてく自然散歩シリーズ
このページの先頭へ