トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
 (11)おいしい植物しょくぶつ世界せかい
(475)おちゃのおはなし
花ちゃん
「ねえ,オーくん! このごろさむくなったね。」

オーくん
「そうだね。とくにあささむいね。でも,どもはかぜの子! 元気げんきな子だ!」

「そのとおりだね。さむさにけずに,元気げんきそう。」
モンタ博士

花ちゃん
「はーい! かりました。ポケットにれてあるいたりしません。」

オーくん
「フードをかぶってあるくと,右左みぎひだりがよくえなくなるから,やめまーす。」

「そのとおりだね。それから,あささむくなっても,いつも見守みまもかいひとっていて,ぼくたちの安全あんぜん見守みまもってくれているだろう。元気げんきこえで,『おはようございます!』と,しっかりとあいさつしたり,感謝かんしゃ気持きもちをもつようにしようね。」
モンタ博士

花ちゃん
「はーい! かりました。ところで,モンタ博士はかせ! わたし,通学つうがくできれいなモミジをつけちゃいました。」

「ほほー,それはよかったね。」
モンタ博士

写真
オーくん
「ぼくは,おおきくてきれいなはなつけちゃいました。おうちで調しらべたら,コウテイダリアという植物しょくぶつだそうです。」

「ほほー,それはすばらしいね。通学つうがくは,しっかりとあるかなくてはいけないけど,道々みちみちいろいろなはなむしつけることもたのしいことだし,季節きせつ変化へんかおしえてくれるね。くるま自転車じてんしゃをつけながら,いろいろなものをさがしてみよう。」
モンタ博士

花ちゃん
「それでは,モンタ博士はかせいまからいっしょに通学つうがくをお散歩さんぽしませんか。」

「ほほ―,それはたのしそうだね。」
モンタ博士

オーくん
「それでは,お散歩さんぽこう。レッツ・ゴー!」

  ということで,三人さんにんたのしく通学つうがくをてくてくしたとさー・・・。
まちいろづきはじめたね。それに,かぜったり,あき本番ほんばんだね。」
モンタ博士

オーくん
なにかないかな?」

花ちゃん
なにかないかしら?」

「お! あそこに,『おちゃ』があるね。」
モンタ博士

オーくん
「え? もうおちゃにするんですか? ひとやすみするのですか?」

「ちがうよ。ほらてごらん。『おちゃ』つまり,『チャ』のがあり,はないているよ。しろい花だよ。よく見てごらん。このまえねんせいってきてくれたけどお茶のただしくは種子しゅし)もちているよ。よーく見てごらん。」
モンタ博士

写真
花ちゃん
「へえー。おちゃはよくむけど,お茶のはなたのははじめてです。」

オーくん
「ちょっと黄色きいろっぽく,しろくてきれいなはなですね。ぼく,にいっちゃいました。」

花ちゃん
「ところで,おちゃはよくむけど,くきなんとかするんですよね。」

「そうだよ。おちゃは,もともと日本にほんにはなかったものなんだ。ある書物しょもつによると,805ねん最澄さいちょうというおぼうさんがくすりにするために中国ちゅうごくからってきたともいわれているんだ。いまでは,あちこちの野山のやまにふつうにることができる植物しょくぶつなんだよ。」                  
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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