2.植物の世界
(3)被子植物(双子葉類)のなかま
(468)サクラソウ
「あれあれ? これはなんだろう。何だか植物みたいだな。」
「あ! これは,サクラソウだわ!」
「え! サクラ・・・。ちっともサクラの葉っぱみたいじゃないよ。」
「サクラではなくて,サクラソウよ。それから,プリムラともいうのよ。」
「え! プリクラ? ・・・って,あの写真の?」
「ちがうわよ。プリクラではなく,プリムラ。あのね,サクラソウとういうのは,お花がサクラみたいだからなの。それから,花屋さんなどでは,プリムラ(学名のPrimulaから)という名前で売られているのよ。でも,どうしてサクラソウがあるのかしら。」
「それはね,校長先生が9月ころからサクラソウの種をまいておいたそうなんだ。国立第七小学校の子供たちみんなにあげるんだと,一人ではりきっていたよ。上の絵は,少し大きくなったサクラソウの苗だね。」
「え! みんなにくれるの。うれしいな。」
「みんなのサクラソウがいっぱい咲いたら,すてきな学校になるわ。」
「校長先生は,一人一鉢運動だと,いっていたな。ともかく,あっちこっちがきれいなお花でいっぱいになるんだね。」
「それは,すばらしいね。ぼく,とっても楽しみだ。」
「そうね。学校のまわりがお花でいっぱいになるといいわね。私たちのお世話になっている地域の人にプレゼントするのはどうかしらね? きっとみんな喜んでくれると思うけど・・・。」
「それは,すばらしいアイデアだ。学校の近くのいろいろなお店にプレゼントするのもいいかもしれないよ。」
「それから,サクラソウは,春に咲くらしいから,卒業式とかにもかざったら,6年生も喜んでくれるでしょうね。」
「そうだね。そのとおりだね。何だか,ぼく,わくわくドキドキしてきたな。」
「本当ね。私もとっても楽しみ。」
「上の写真は,なんだろうなあ。」
「これは,校長先生が種から育てた,サクラソウの苗ね。」
「たくさんあるね。これを一つ一つ小さな鉢に分けて,育てていくんだね。よーし! ぼく,しっかり植えるぞ。がんばるぞ!」
「私もがんばる。ところで,オー君。校庭のコスモスも大きくなってきたね。このコスモスだって,5月6月からみんなで育てたんだわ。運動会のころには,満開になるといいわね。それも楽しみね。」
「よーし! みんなで花いっぱいの国立第七小学校にしていこう!」