トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (6)チョウ・ガのなかま
(465)モンシロチョウ
写真
花ちゃん
「あ! しろいチョウがいる。」

オーくん
「モンシロチョウだね。こいつは,あちこちによくいるやつだ。」

花ちゃん
「モンシロチョウか・・・。でも,ちょっとへんじゃない?」

オーくん
「なにがへんなんだよ。はなちゃん。」

花ちゃん
「だって,もんって,漢字かんじで『紋』(もん)のことでしょ。つまり,紋とは,もようとか,マークとかのことでしょ。このチョウは,紋がくろいでしょ。だから,モンクロチョウといったほうがただしいかもね。」

オーくん
「なるほど,モンシロチョウじゃなくて,モンクロチョウか・・・。ぼくかんなくなっちゃった。モンタ博士はかせ! どっちがただしいのですか。」

「なるほど。おもしろいところにがついたね。つまりね,もともとは,くろもんがあるチョウなので,モンクロシロチョウといわれていたんだ。でも,それだと,ややこしいので,省略しょうりゃくして,モンシロチョウということになったらしいよ。」
モンタ博士

オーくん
「それなら,モンクロチョウでもよかったのか。」

「そうすると,くろいチョウのようになってしまうだろう。つまり,黒いもんのあるしろいチョウということなのさ。」
モンタ博士

オーくん
「そうか! モンキチョウというチョウもいるけど,それも,もんのある黄色きいろいチョウという意味いみなんですね。」

花ちゃん
「ところで,モンタ博士はかせ。チョウのきれいなもようやいろはどうしてあるのかな。」

オーくん
「ぼくってるよ。鱗粉りんぷんというものがあるからなんだ。そのこなのようなものをとってしまうと,トンボやハチのような透明とうめいはねになってしまうんだ。」

「そうだね。そのりんぷんのおかげで,みずをはじいたりしてからだまもれるのさ。」
モンタ博士

花ちゃん
「なーるほど。そうですか。それじゃ,どうやってりんぷんはできるのですか。」

「そのりんぷんは,さなぎのときそとすうんちやおしっこを再利用さいりようしてつくられたものさ。ちょっと黄色きいろっぽいいろをしたチョウがおおいのは,そのおしっこのなか尿酸にょうさんによるものなのさ。」
モンタ博士

花ちゃん
「ちょっとむずかしいおはなしだけど,そういえば,モンシロチョウのはねいろもまっしろではなくて,うらのほうはすこいろみがあるわ。」

オーくん
「なーるほど。ただのモンシロチョウだけど,いろいろ調しらべると,おもしろいんだね。」

「モンシロチョウによくたスジグロシロチョウというやつもいるよ。どんなちがいがあるかな。」
モンタ博士

写真
   てくてく自然散歩シリーズ
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