3.動物の世界
(7)ハチ・チョウ・ガ以外の昆虫のなかま
(432)カブトムシの幼虫発見!
「おーい! おーい! すごいよ,すごいよ! 花ちゃん・オー君! ニュースだ! ニュースだ。ビッグニュースなのだ。」
「またまた,モンタ博士。何をそんなに興奮しているのですか。」
「何かいいことがあったのですか。」
「もちろんさ。見つけたんだ。学校の裏庭のたい肥置き場で見つけたんだ。」
「何を見つけたのですか。」
「何を発見したのですか。」
「では,お見せしよう! ジャーン! 下の写真を見てごらん!」
「あ! カブトムシの幼虫だ。」
「うわあー! すごい! 私,カブトムシの幼虫を見るのは初めてです。まるまると太っていてとってもかわいいですね。」
「そうだろう,そうだろう。モンタ博士なんか,頬ずりしたくなっちゃうよ。」
「ミャンマーの日本人学校にいる時は,幼虫のからあげも食べたよ。クリームコロッケみたいで,おいしかったよ。下の写真がミャンマーのようすだよ。」
「副校長先生! お願いですから,カブトムシの幼虫を食べないでくださいね。」
「分かったよ。食べたりしないよ。みんなで幼虫をよーく観察しようね。」
「そうだ! みんなでカブトムシについて,勉強しようよ。」
「そうですね。クワガタムシについてもいっしょに学びましょう。」
「それはいいことだね。まず,それぞれの体について,気がついたことがあれば,どんどんいってごらん。」
「カブトムシには角があるよ。」
「それに体もとってもかたいですね。」
「足をよく見ると,フックのようなカギの形をしたつめもあるよ。」
「それから,歯ブラシのようなひげの生えた口があります。」
「さらに,鼻の役目をする触覚があるね。クワガタムシはどうかというと。」
「二本のはさみのようなものがあるわ。」
「カブトムシと同じように,体がかたく,かぎづめ,触覚,口もある。」
「それから,両方とも足が6本あります。」
「羽は4枚あるよ。」
「頭のところには目も2つあるよ。」
「いろいろとたくさん気がついたね。それでは,今からみんなで,体のしくみからくわしく見ていこう。」
「わーい! ヤッター!」