3.動物の世界
(7)ハチ・チョウ・ガ以外の昆虫のなかま
(413)カミキリムシ大集合
「うわあー! いろいろなカミキリムシがたくさんいますね。」
「どれもこれも,みんな国立市で見られるカミキリムシなんだよ。」
「へえー! すごいですね。」
「ノコギリカミキリは,2年生のSくんがつかまえたそうなんだ。」
「よーく見ると,どのカミキリムシも触覚が長いですね。」
「ほほー,いいところに気がついたね。さすが花ちゃんだね。カミキリムシの名前は分からなくても,カミキリムシの仲間だと気がつくことが大切なのさ。」
「むずかしい言葉で『共通性』というんでしょ。それから,同じなかまでも,それぞれちょっとずつちがっていて,それを『相違性』というんでしょ。」
「そのとおりだね。植物や昆虫を観察する時,『共通性』と『相違性』に注意して観察するといいんだよ。」
「うわあー! 大きなカエル!」
「このカエルはね,3年生のSくんが持ってきてくれたんだ。」
「何というカエルなの。」
「トノサマガエルでいいですね。モンタ博士!」
「そのとおりだね。トノサマガエルだね。よく似たカエルで,トウキョウダルマガエルというのもいるんだけど,おなかのあたりに点々があまりないから,トノサマガエルでいいね。」
「へえー。カエルって,いろいろといるんですね。」
「同じ仲間で,ナゴヤダルマガエルというやつもいるんだよ。」
「へえー。そうなんですか。それにしても大きなカエルですね。」
「そうだね。アマガエルなどにくらべると大きいけど,もっと大きいアズマヒキガエルや,さらにもっとでかいウシガエルなんていうのもいるんだよ。」
「知ってる知ってる。ウシガエルのオタマジャクシは,8cmくらいあるんでしょ。ぼくもつかまえてみたいな。」
「モンタ博士のおうちの近くにもいるよ。夜になると『ブオー・ブオー』と大きな声で鳴くんだよ。鳴き声が牛に似ているので,それで,ウシガエルという名前になったのさ。」
「大きなカエルなんでしょうね。」
「そりゃ大きくて大きくておどろきだったね。網ですくった時にはとても重たくて,網がこわれそうだったね。」
「どのくらいの大きさなのですか。」
「そうだね。12~18cmくらいあるといわれているけどね,モンタ博士がつかまえたのは,20cmくらいあったかな。ザリガニまで食べてしまうそうで,自然の生態系をこわしてしまい,特定外来生物でもあるんだよ。」