1.身近な自然の観察
(4)生物と日本人のかかわり
(394)ツバキの木
「お! これはツバキという花だ。」
「オー君,よく知っているね。」
「だって,この花は,『春の花検定』にあったでしょ。」
「そうね。他にもいろいろあったね。」
「お! 二人とも植物のお勉強か。感心感心。ところで,やっと暖かくなってよかったね。春だというのに,この前は雪がふったり,おどろいちゃったね。」
「そうですね。やっぱり春はあったかいのが一番ですね。」
「そうだそうだ。最近ヒットしているお笑い芸人の『クマなんとか』の歌にも『♪特別なスープをあなたにあーげる。あったかいんだから・・・♪』ってあるもんね。」
「ところでさ,どうして春という漢字ができたか知っているかな。」
「ふーん。漢字の書き取りは得意だけど・・・分かんないな。」
「あのね,昨日,植物の名前は楽しみながら覚えるといいよ,といっただろう。それと同じで,漢字も楽しみながら覚えればいいのさ。」
「それって,どういうことですか。」
「つまりね。春という漢字をよく見てごらん。横に三本あるだろう。これは,花ちゃん・オー君・モンタ博士ということさ。」
「なるほど,それで。」
「次に書くのが『人』という文字だ。つまり,花ちゃん・オー君・モンタ博士の『3人』ということさ。」
「なるほど,それで,それで。」
「春の漢字の下は『日』だろう。つまり,花ちゃん・オー君・モンタ博士の『3人』が,『日』なたぼっこをするのが『春』ということさ。」
「なるほど,そういうことですか。」
「さらにお話はつづくけど,花ちゃん・オー君・モンタ博士の『3人』が,『日』なたぼっこをするのが春で,その時,ふと横を見たら,『木』があって,その木が『椿』ということさ。」
「なるほど,よく分かりました。」
「それで終わってはいけないよ。次は,ツバキをしっかりと観察してみようよ。」
「あ! 赤い花だぞ。それに,葉っぱはつやつやだ。」
「大きな花ですね。それに,このツバキという花は,横向きに咲いていますね。」
「それでは,明日はみんなで『ツバキを科学』しよう!」