1.身近な自然の観察
(3)季節と生物
(392)春の花いっぱい
「うわー! 国立第七小学校の校庭には,いろいろなお花がいっぱいですね。」
「そうだね。サクラだろ。チューリップもたくさん咲いているね。それから,黄色いのはナノハナでしょ。」
「そうだよ。むらさき色の花は,ハナダイコン(『てくてく自然散歩』にも掲載済です。ぜひ,ご覧ください。)だね。みんな,春が来たことを喜んでいるように咲いているね。」
「モンタ博士! お花っていろいろな色があるんですね。ナノハナの黄色,サクラのピンクっぽい白,それにチューリップは,白・赤・黄色・むらさき・クリーム色・オレンジ色などいろいろあるね。」
「そうだね。花は種類によっていろいろな色があるんだね。」
「モンタ博士! 花は種類によっていろいろな形があるんですね。」
「なるほど,だんだんとくわしく観察していてえらいね。感心だね。」
「モンタ博士! 花って,種類によって花びらの数がちがうんですね。」
「ふむふむ。オー君! どういうことかな?」
「つまりね,サクラはどれもみんな5枚の花びらでしょ。ナノハナはどれも4枚の花びらなんだ。それに,チューリップは6枚ですよ。」
「そのとおりだ。すごいね! よく気がついたね。サクラなどバラのなかまはみんな5枚の花びらで,ナノハナなどアブラナのなかまは,みんな4枚の花びらなんだよ。これは自然界のきまりなんだ。それから,チューリップなどユリのなかまなどは,3の倍数で6枚の花びらなんだよ。」
「お兄ちゃんやお姉ちゃんのお話は,ちんぷんかんぷんだ。分からないよ。」
「ごめんごめん。ちょっとむずかしかったね。それじゃ,今からみんなでお花の『ぬりえ』をして遊びましょう。」
「わーい! うれしいな。楽しいな。」