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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (7)気象現象きしょうげんしょう
6.その
 (4)実験じっけん観察かんさつ調査ちょうさから
(371)くもをインスタントでつくる実験じっけん
オーくん
校長室前こうちょうしつまえのペットボトルが,いつのまにかもとにもどってしまったね。」

花ちゃん
「あの気圧きあつ実験じっけんは,とってもたのしくてよくかりましたね。」

オーくん
「ところで,ペットボトルを使つかって,またなに実験じっけんできないかな。」

「あるよ。あるよ。いろいろあるけど・・・。それでは,みんなでペットボトルにくもをつくってみよう。」
フッタ博士

オーくん
「え! くも? くもって,そらかぶくもですか。」

「ピンポーン。そのとおり。そらかぶくもだよ。」
フッタ博士

花ちゃん
「どうやってつくるのですか。」

「まず,くもというのは,水蒸気すいじょうき空気中くうきちゅうのちりからできているんだよ。」
フッタ博士

写真
オーくん
「ふーん,なるほど。でも,だんだんむずかしくなってきたな。」

くもができるそらは,気圧きあつひくいので,空気くうきが空にがっていくと,きゅうに空気がふくらんで,温度おんどがるんだ。」
フッタ博士

花ちゃん
「ふーん,なるほど。でも,だんだんむずかしくなってきたわ。」

「すると,空気中くうきちゅうにふくまれていた水蒸気すいじょうきやされて,ちりにあつまってみずこおりのつぶになるんだ。それが,くも正体しょうたいなんだね。」
フッタ博士

オーくん
「ところで,ペットボトルでどうやってくもをつくるのですか。」

「それはね,ペットボトルのなかそらおな環境かんきょうをつくればいいのさ。」
フッタ博士

花ちゃん
「もうすこかりやすくおはなししてください。」

「まず,ペットボトルにおれると,水蒸気すいじょうき発生はっせいするね。そこに,お線香せんこうのけむりを入れるんだ。」
フッタ博士

オーくん
「それから,それから・・・。」

「お線香せんこうのけむりが,空気中くうきちゅうのちりとおな役目やくめをするということだね。」
フッタ博士

花ちゃん
「それから,それから・・・。」

「ここからがちょっとむずかしいけど,ペットボトルをぎゅっとしたあとに,きゅうちからをゆるめるんだ。」
フッタ博士

写真
オーくん
「そうすると,どうなるのですか。」

きゅうにゆるめると,なか空気くうきがふくらんで温度おんどがるんだ。」
フッタ博士

花ちゃん
「そうすると,どうなるのですか。」

「ペットボトルのなかが,そらくもができるときとおな環境かんきょうになるんだ。」
フッタ博士

オーくん
「それで,くもができるということですね。」

花ちゃん
本当ほんとうにできるのですか。」

かならずできるんだ。つまり,そらくもは,空気中くうきちゅうの『水蒸気すいじょうき』と『ちり』,そして,『温度おんどがる』というみっつの条件じょうけんによってできるということさ。3つの条件がそろえば,ペットボトルのなかにだって,『雲』をつくることができるんだ。ともかく,まずは実験じっけんをやってみよう。ただし,お使つかったり,お線香せんこうをつけたりしてあぶないから,おうちのひと大人おとなといっしょにやるんだよ。」
フッタ博士

ペットボトルの「ペット」とは
ペットボトルの「ペット」とは,ポ(Pピー)リエ(Eイー)チレンテ(Tティー)レフタレートのりゃく石油せきゆからつくるプラスチックのひとつ。リサイクルして資源しげん大切たいせつに!
   てくてく自然散歩シリーズ
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