1.身近な自然の観察
(5)自然観察・実験のてびき
(365)魚トラップ(びんどう作り)
「うわあー! ヤッター!」
「うわあー! ゲットしたぞ!」
「魚がたくさん入っているぞ。」
「何匹入っているかな。何匹ゲットできたかな。ともかく作戦は大成功だ。」
「みんなでトラップを引き上げよう。」
「そうだ。そうだ。そうしよう。それからバケツに入れよう。」
「魚を取り出すためには,ペットボトルのふたを取ればいいんだな。」
「うわあー! いっぱいいるぞ!」
「1・2・3・・・7・8・9・10。10匹もいるぞ。」
「すごい。いっぱいいっぱいゲットだ。ヤッター!」
「あ! お,魚がいっぱいだ。」
「どうやって取ったのですか。4年生のお兄さん。教えてください。」
「これで取ったのさ。魚トラップさ。」
「魚トラップ? 何ですか。それは・・・。」
「ペットボトルで作ったのさ。」
「どうやって作るのですか。」
「まずは,2リットルのペットボトル2個を用意するんだ。」
「次にカッターかはさみで点線のところを切るんだよ。危ないからおうちの人にやってもらうといいよ。」
「それからどうするのですか。」
「絵をよく見てごらん。1で切ったものを,2で切ったものに入れ,3のようにすればいいんだ。入れにくい場合には,1の四角をすこし切るといいよ。」
「それからどうすればいいのですか。」
「そうだね。最後にふたをすれば完成ということだね。」
「えさは入れないのですか。」
「おっとごめんね。忘れるところだったね。えさを入れないと,魚が入ってくれないもんね。『ねりえさ』は,つり道具屋さんに行くと売っているから,買うことができるよ。」
「そのまま,水の中に入れればいいのですか。」
「どっかに流れていかないかな。」
「そうだね。流れがあるところは,あまり取れないかもしれないよ。流されないために,ふたのところにひもをつけておくといいんだよ。」
「それで,たくさんの魚が取れるのですね。」
「そのとおりだね。でも,魚がまったくいないところではだめだよ。どんなところに魚がいるか,よく調べてからトラップをかけるといいね。でも,楽しいからといってあわてて行かないで。自転車で行く時は安全第一だよ。魚は逃げないから大丈夫さ。」
昔の魚とりの道具
ペットボトルなど
無い
時代には,
右の
写真のように
竹を
何本も
細かく
切り,それを
紐で
編むようにして
作成したのでしょう。
大変な
時間と
労力を
要した
仕事だったと
思います。
先人たちのご
苦労に
思いをはせながら,
魚とりを
楽しむのもいいのでは・・・。