2.植物の世界
(1)花のつくりとはたらき
(346)ヒマワリの花の不思議
「校庭のヒマワリがたくさん咲いたね。」
「写真は,ヒマワリと1年生ですね。」
「それにしても,大きいヒマワリですね。高さはどのくらいなのかな。」
「オー君,いっしょに高さを測ろう。」
ということで,測ってみると・・・。
「うわあー! 3mもあるぞ。すごいな。」
「ヒマワリって,せいたかノッポで,花も大きくて,夏にはぴったりの花ね。」
「そのとおりだね。ところで,ヒマワリの花ってどうやって咲くのかな。花ちゃん,知ってる?」
「どうやって咲くかって・・・つまり,背を伸ばして,てっぺんのお花が咲くんじゃないの。」
「うん,そのとおりだけど,ヒマワリの花って,まわりに黄色いヒラヒラの花があるでしょ。そして,真ん中には小さなつぶつぶみたいな花があるよね,それがどんな順番で咲くのかなって思ってね・・・。」
「そういえば,そうですね・・・オー君! いっしょに調べてみよう。」
「ほほー。夏休み前なのに,もう自由研究を始めたのかい。えらいね,りっぱだね。モンタ博士も手伝わせてほしいね。」
「どのように調べればいいかな。ずうっとヒマワリを見ていることもできないし,スケッチでもしようかな。」
「そうだ。どれか1つ花を決めて,花の変化をデジカメで撮ってみましょう。」
「そして,それを並べて比べてみよう!」
ということで,撮った写真を比べてみると・・・。
「へえー。ヒマワリの花って,いっぺんにパッと開かないんだ。」
「そうね。おどろいたわ。まわりのヒラヒラの花って,少しずつ開くのね。」
「二人ともすごい発見ができてよかったね。発見は楽しいね。ただヒマワリの花が咲いたな,で終わらせないで,なぜ? どうして? と考えたのがえらいね。」
「そんなにほめられちゃうと,はずかしいなあ。」
「てれちゃいますね。あ! そうだ。まわりのヒラヒラの花の咲き方は分かったけど,真ん中の小さなつぶつぶの花はどうやって咲くのかな。」
「そうだ。花ちゃん,また同じように1つの花を決めてやってみよう。」
ということで,撮った写真を比べてみると・・・。
「うわあー! 真ん中のお花って,まわりから真ん中に少しずつ咲いていくんだ。」
「ひまわりって,みんなが知っているお花だけど,新しい発見がいっぱいあったね。これからも,あれこれと
自分たちで調べてみようよ。」
「はい。そうしましょう。何だかとっても楽しみですね。」
「二人とも自分で進んで学ぶようになったね。感心感心だね。」