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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (5)裸子植物らししょくぶつのなかま
(201)針葉樹しんようじゅのおはなし ②ヒノキ
写真
オーくん
(はな)ちゃん。この(まえ)のお(はなし)は,ちょいとむずかしかったね。」

花ちゃん
「そうね。でも,いろいろなことがお勉強(べんきょう)できて,とてもうれしかったわ。」

オーくん
「さすがは(はな)ちゃん。えらいことを()うね。ところでさ,(うえ)写真(しゃしん)(なん)だ。」

花ちゃん
「さあ・・・? (なん)でしょうね。」

オーくん
「あ! むこうからモンタ博士(はかせ)()るよ。()いてみようよ。モンタ博士!」

「はーい。よい()のオー(くん)(はな)ちゃん元気(げんき)かな。どうしたの,どうしたの。」
モンタ博士

花ちゃん
「モンタ博士(はかせ)(うえ)写真(しゃしん)はいったい(なん)ですか。」

「あ! これは,モンタ博士(はかせ)がとった写真(しゃしん)だよ。モンタ博士のデジカメはね,とってもいいカメラでね,(せっ)(しゃ)(さつ)(えい)といって,とても(ちか)くで写真をとることができるんだ。1cm(センチメートル)まで(うつ)したいものに近づけるんだぞ。すごいだろう。」
モンタ博士

オーくん
「あのー。それって,自慢(じまん)しているんですか。(おく)さんにおねだりして()ってもらったといううわさですよ。」

「まあまあ,そういうわけだけどね・・・。そうそう,この(しゃ)(しん)(なに)かというお(はなし)だったね。よく()ると,(みどり)(いろ)をしているだろう。それに(しろ)いすじがあるだろう。」
モンタ博士

オーくん
緑色(みどりいろ)ということは,(なに)かの()っぱということですか。」

「ピンポーン。そのとおり。これはね,ヒノキという()()っぱなんだ。」
モンタ博士

花ちゃん
(おも)()したわ。ヒノキというのは,スギと(おな)じように針葉樹(しんようじゅ)で,おうちを()てたり,(はしら)使(つか)ったり,とても大切(たいせつ)()ですね。それから,漢字(かんじ)で『(ひのき)』と()いて,木と木を()わせて『()』を()すので,火の木(ヒノキ)ともいうんですね。」

「よく(おぼ)えていたね。ヒノキの()っぱのうらに(しろ)いすじがあるだろう。よく()ると『Y(ワイ)』の()に見えるね。これが(とく)(ちょう)なんだ。」
モンタ博士

オーくん
「ふーん。()っぱのうらか・・・。ふだんあまり()ないな。」

「そうだろう。ところがね,()っぱのうらって,(しょく)(ぶつ)(かん)(さつ)するとてもいいポイントなんだよね。」
モンタ博士

花ちゃん
「はい。()かりました。これからは,(しょく)(ぶつ)をただ()るだけでなく,()っぱをひっくり(かえ)して見るようにします。ところで,この(しろ)いすじは(なん)ですか。」

オーくん
「なんだろう。まったく()からないなー。」

「これは,ろうのようなもので()(ちか)づけると,あっという()にとけてしまうよ。」
モンタ博士

オーくん
「へえー。そうなんだ。おもしろそうだな。」

「でも,()どもだけで()(あそ)びはいけないから,おうちの(ひと)とやってごらん。それから,この(しろ)いものは,ろうのようなものといったけど,(ただ)しくは,テルペン(けい)という物質(ぶっしつ)をふくんでいるんだ。そして,これは,()(びょう)害虫(がいちゅう)やバクテリアなどをふせぐためのもので,人間(にんげん)には,とても心地(ここち)よくて,森林浴(しんりんよく)のもとでもあるんだよ。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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