トウショキッズ 東書KIDS

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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (5)裸子植物らししょくぶつのなかま
(200)針葉樹しんようじゅのおはなし裸子植物らししょくぶつ
写真
オーくん
「あれあれ? (なん)だ,こりゃ?」

花ちゃん
「ははーん。なるほど。今日(きょう)は,(しん)(よう)(じゅ)のお(はなし)ですね。モンタ博士(はかせ)!」

「ピンポーン。そのとおり。今日(きょう)は,針葉樹(しんようじゅ)のお(はなし)さ。」
モンタ博士

オーくん
「な,な,(なん)だよ。そのしん・・・なんとかって・・・,何だ?」

花ちゃん
「あれあれ,わすれちゃったの。オー(くん)()っぱが(ほそ)(なが)くて,(はり)のような葉っぱをつける()針葉樹(しんようじゅ)というのよ。」

オーくん
「あ! おいら,(おも)()した。マツとか,スギなんかも針葉樹(しんようじゅ)()うんだよね。でも,ちょいと()てよ。そんじゃ,ふつうの()っぱは(なん)て言うんだ。」

「ほほー,なるほど。いい質問(しつもん)だ。(はな)ちゃん,()ってるかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「ええっと・・・,ふつうの()っぱは・・・落葉樹(らくようじゅ)? いや,ちがうわ。常緑樹(じょうりょくじゅ)? いや,これもちがうか・・・,あー・・・。(なん)だか()からなくなっちゃった。」

「そうだね。それじゃ,(いま)からきちんと整理(せいり)しようね。」
モンタ博士

オーくん
「うん,そうしよう,そうしよう。針葉樹(しんようじゅ)でない()っぱを(なん)()うかだったよね。」

「まず,針葉樹(しんようじゅ)というのは,(はり)のように(ほそ)いからだね。それに(たい)して,()っぱが(ひろ)いものを広葉樹(こうようじゅ)というのさ。つまり,葉っぱの(かたち)についてのよび(かた)だね。」
モンタ博士

オーくん
落葉樹(らくようじゅ)とか常緑樹(じょうりょくじゅ)というのは・・・?」

「まず,(らく)(よう)(じゅ)というのは,(かん)()()ても()かると(おも)うけど,(ふゆ)になると,()っぱを()としてしまう()だね。それに(たい)して,常緑樹(じょうりょくじゅ)というのは,(じょう)という漢字(かんじ)があるけど,その意味(いみ)は「いつも」ということだ。だから,いつも緑色(みどりいろ)で冬でも葉っぱをつけているということさ。つまり,いつも葉っぱをつけているかどうかというよび(かた)だね。」
モンタ博士

花ちゃん
()かりました。分かりました。これでやっと整理(せいり)がつきました。」

オーくん
「よかったね,(はな)ちゃん。」

「あ! ところで,()いわすれたけど,写真(しゃしん)にもあるモミ・イヌガヤ・ツガは,裸子植物(らししょくぶつ)ともいうんだよ。」
モンタ博士

オーくん
「え! 裸子植物(らししょくぶつ)(なん)だ,そりゃ?」

花ちゃん
「また()いたことのない()(まえ)ですね。」

オーくん
針葉樹(しんようじゅ)広葉樹(こうようじゅ)のほかにまだあるの。」

花ちゃん
落葉樹(らくようじゅ)常緑樹(じょうりょくじゅ)のほかにまだあるの。」

裸子植物(らししょくぶつ)の『裸』とは『ら』と()み,『はだか』ということなんだ。」
モンタ博士

オーくん
「モンタ博士(はかせ)(なに)がはだかなんですか。」

「つまりね,はだかとはね,種子(しゅし)になるところがはだかでむき()しになっていることで,反対(はんたい)に種子になるところが子房(しぼう)にくるまれているものを被子(ひし)植物(しょくぶつ)というのさ。このお(はなし)は,また(こん)()ゆっくりとしてあげようね。」
モンタ博士

   てくてく自然散歩シリーズ
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