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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
2.植物しょくぶつ世界せかい
 (3)被子植物ひししょくぶつ双子葉類そうしようるい)のなかま
 (11)おいしい植物しょくぶつ世界せかい
(187)あまくて,すっぱいブルーベリーのおはなし
写真
今日(きょう)のブルーベリーつみは,とっても(たの)しかったね。モンタ博士(はかせ)()まれてはじめてだったんだ。みんなたくさんのブルーベリーがとれてよかったね。」
モンタ博士

子供2人
「ぼくたちは,毎年(まいとし)やってるから,ブルーベリーの(よっ)つの(しゅ)(るい)だって,(あじ)()()けられるんだよ。」

「それはすごいね。(うえ)写真(しゃしん)は,ブルーベリー(のう)(えん)のおじさんからいろいろとお(はなし)()いているところだね。モンタ博士(はかせ)もいろいろとお(べん)(きょう)になりました。」
モンタ博士

男子
「ここは,クワ(ばたけ)だったり,おかぼというお(こめ)(つく)ったり,クリも(そだ)てていたそうです。

女子
「そして,(いま)から10(ねん)ほど(まえ)から,ブルーベリーの(はたけ)にしたそうです。」

「どうして,ブルーベリーの(はたけ)にしたかということもお()きできたね。」
モンタ博士

女子
「そうですね。この八王子(はちおうじ)恩方(おんがた)土地(とち)が,ブルーベリーにとても()っていたそうです。(つち)()(すい)排水(はいすい)など,条件(じょうけん)がぴったりだそうです。」

男子
東京都(とうきょうと)でもこれだけの(ひろ)さでやっているのは,この恩方(おんがた)だけだって。それに,この一帯(いったい)がとくにブルーベリーにとても(てき)しているんだってさ。」

女子
「ここのブルーベリーはあまくて(おお)つぶなんです。」

男子2
「それから,動物(どうぶつ)(うご)くことができるけど,植物(しょくぶつ)自分(じぶん)で動くことができなくて,植物は自分からまわりの(かん)(きょう)(てき)(おう)する,というお(はなし)もしてくれましたね。」

女子
「ブルーベリーやいろいろその()作物(さくもつ)も,人間(にんげん)(そだ)てているように()えるけど,本当(ほんとう)は,(つち)(みず)やその他の自然(しぜん)(つく)っているというお(はなし)もしてくれましたね。本当によいお勉強(べんきょう)ができました。」

男子2
「むずかしいお(はなし)はそのくらいにして,(はや)くブルーベリーをつみに()こうよ。」

男子
「そうだ! でも,その(まえ)に,みんなで『ブルーベリーの(うた)』を歌おうよ。」

男子2
「『ブルーベリーの(うた)』? そんなの歌集(かしゅう)にのってないよ。」

男子
「もちろんさ。『ブルーベリーの(うた)』は去年(きょねん),ぼくたちが作詞(さくし)作曲(さっきょく)した歌なのさ。さあ! みんなで歌を歌ってからブルーベリーつみに,レッツ・ゴー!!!」

 ♪ブルーベリーの(うた)
作詞(さくし)作曲(さっきょく) 八王子(はちおうじ)市立(しりつ)恩方(おんがた)第二(だいに)小学校(しょうがっこう) 4年生(ねんせい) 


 1 ブルーベリー フライトブルーは(ほし)マーク あまくって かおりがとってもいいよ
 2 ウッタード ひらべったくて(おお)つぶだ つぶしたみたいに ぺっちゃんこ
 3 テイフブルー うずまきもようで()がまわる あじは あまさの(おう)さまキング
 4 ホームベルは すっぱすぎてたおれそう たすけて たすけて スッパマン
 5 日本一(にほんいち) 恩方産(おんがたさん)のブルーベリー なかむらさんがそだてたよ

写真
写真
男子2
「たくさんつもうね。(おお)きなブルーベリーがいっぱいだね。」

男子
「こっちのブルーベリーのほうがおいしいよ。()べてごらん。」

男子2
本当(ほんとう)だ。おいしいね。モンタ博士(はかせ)もブルーベリーつみをしているかな。あれ? あそこで,むずかしい(かお)をして(なに)(かんが)えごとをしているみたいよ。」

女子
「モンタ博士(はかせ)。どうしたんですか。」

男子
「ブルーベリーをつまないんですか。()べないんですか。」

「ふーむ。それがね・・・。(いま),とったり()べたりしていたんだけど・・・。ちょっと・・・あることを(おも)()していたんだよ。」
モンタ博士

男子
「あること? それって,(なん)ですか。」

()(せい)のブルーベリーについて(おも)()していたんだよ。」
モンタ博士

男子2
野生(やせい)のブルーベリー?」

「そうなんだ。ここに植物(しょくぶつ)図鑑(ずかん)があるから,(いま)調(しら)べてみるね(モンタ博士(はかせ)はいつも植物図鑑を()(ある)いているそうです)。ペラペラのペラっと・・・。なるほど,やっぱり(おな)じツツジ()スノキ(ぞく)だ。」
モンタ博士

女子
「モンタ博士(はかせ)。どうでしたか・・・。」

図鑑(ずかん)にナツハゼという()があるだろう。この木はブルーベリーと(おな)(なか)()なのさ。つまり,()(せい)のブルーベリーさ。(ぞう)木林(きばやし)などに点々(てんてん)()ることができるんだ。」
モンタ博士

女子
(ぞう)木林(きばやし)にあるんですか。」

「そうだよ。ある(ほん)によると,(むかし)()どもたちは,(さき)をあらそっては,このナツハゼの()をとっては()べたそうなんだ。」
モンタ博士

男子
「ナツハゼ? はじめて()()(まえ)ですね。」

「このナツハゼはね,(おな)じような(いろ)をした()でね,まわりにハチマキのような()があるんだよ。それで,(むかし)(ひと)は,「はちまきこぞう」とよんでいたそうだよ。」
モンタ博士

男子2
「へえー。はちまきこぞう・・・か。よし! モンタ博士(はかせ)! あしたはお(やす)みだから,(ぞう)木林(きばやし)にそのナツハゼの()をさがしに()こうよ。」

男子1
「そして,野生(やせい)のブルーベリーをとって()べよう。」

   てくてく自然散歩シリーズ
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