2.植物の世界
(11)おいしい植物の世界
(170)ギンナンのおいしいレシピ
「おーい,おーい,見つかったぞ。ギンナンの食べ方レシピが見つかったのさ。それでは,ただ今より『モンタ博士のお料理教室』です。」
「早く食べたいよー。」
「まず,ギンナンをよく水で洗います。果肉を取るのに10回から15回くらい洗います。水で洗うときは,ゴム手ぶくろをわすれずに。ぜったいにギンナンには直接さわらないようにね。」
「どうして,手でさわってはいけないんですか。」
「ギンナンにはね,ギンコール酸というものがあって,かぶれるからさ。」
「分かりました。でも,おいらおなかへっちゃって,もうがまんできないよ。生で食べてはいけないの。」
「ぜったい食べてはいけません。有機酸といって,青酸その他のものがいろいろあるからだめなんだよ。」
「そうか,残念。でも,何だか,ギンナンってうめぼしみたいに見えるよ。」
「それで,ギンナンを水洗いしてからどうするんですか。」
「ギンナンを日によくほします。カラカラ状態にするのがポイント。それから,フライパンにたくさんの塩をしきつめるんだ。そして,ギンナンに少しこげ色ができればできあがりさ。それから,ビタミンi(愛―あい)をふりかけることをわすれずにね。」
「パチパチパチ。どうもありがとうございます。それでは,いただきまーす。」
「では,いただこう。モグモグ,モグモグ,ぺらぺら。」
「あれ,モンタ博士はギンナンを食べながら,本を読んでいるよ。お行儀悪いですよ。何を読んでいるんですか。」
「ほらほら,『ギンナン電子レンジばくはつレシピ』だよ。」
「ばくはつレシピ? 何ですか。」
ギンナン
「電子レンジでチンするだけで食べられるのさ。」
「どうやって,作るんですか。」
「まず,紙のふくろを用意する。茶封筒なんかがいいね。それに,塩を入れることをわすれずにね。」
「それから,それから・・・。」
「シャカシャカしてから,紙のふくろを水に少しぬらすのさ。」
「それから,それから・・・。」
「それで,電子レンジで約1分。パンパンとはじけてきたら,できあがりさ。」
ギンナン 電子レンジ