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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (6)チョウ・ガのなかま
(130)はじめまして・・・わたしはオケラ!
1年女子
「♪ぼくらはみんな ()きている
 生きているから (うた)うんだ
・・・中略ちゅうりゃく・・・
 ミミスだって オケラだって アメンボだって
 みんな みんな生きているんだ (とも)だちなんだ♪」

「いい(うた)だなあ・・・。」
モンタ博士

オーくん
「そうですね。この(うた)(つく)ったのは,『アンパンマン』をかいた『やなせたかし』さんだったよな。」

花ちゃん
「ミミズとアメンボは()かるけど・・・。オケラってなんですか。」

オーくん
「オケラって,たしか・・・,(むし)だよね・・・。」

1年男子
「モンタ博士(はかせ)! オケラをつかまえたよ。」

「オケラ? どれどれ,()せてごらん。ほほー。()きたのははじめて見たよ。」
モンタ博士

写真
オケラ
「おいらは,オケラさ。(ただ)しくは,ケラというぞ。コオロギなどの仲間(なかま)だ。『おけらの(なな)(げい)』とは,よくいう言葉(ことば)なんだ。」

花ちゃん
「オケラくん。はじめまして・・・。お(とも)(だち)になりましょう。」

オーくん
「オケラくん,きみと(なか)()くしたいな。もっといろいろ(おし)えてよ。」

オケラ
「おいらは,あなほり(めい)(じん)なんだ。(まえ)(あし)()てごらん。すごいだろう。」

花ちゃん
「ふーん。このすごい(あし)であなをほるんですね。」

オケラ
「うん。まあ,そうだな。ほかに,()くこともできるし,とべるし,(およ)げるし,それに()(そだ)てもできるんだ。でも,得意(とくい)なのは,あなほりだけど,あとはちゅうとはんぱなんだ。それで,そういう(ひと)を『おけらの(なな)(げい)』というのさ。」

オーくん
「オケラくん,どうして『オケラ』という名前(なまえ)になったんだい。」

オケラ
「なかなかいい質問(しつもん)だな。それは,おいらを(まえ)から()ると,ばんざいをしているように見えて,(いち)(もん)()しでお()()げしているようなんだ。それで,オケラになったというわけなんだ。」

オーくん
「へえー! そうなんだ。」

オケラ
「でもよ。このごろよ。人間(にんげん)(さま)たちが,(つち)とふれる機会(きかい)(すく)なくなってよ。おいらを()つけてくれることもなくなったよな。」

オーくん
「ふーん。それでそれで・・・。」

オケラ
「それでよ。おいらを()かけてもよ,(なん)(むし)()かんない(ひと)がふえているって()うじゃんか・・・,なんだかさみしくなっちゃうよな。」

花ちゃん
「あのお・・・,お(はな)(ちゅう)ごめんなさい。オケラって,(むし)名前(なまえ)だけど,植物(しょくぶつ)にもオケラというのがあったように(おも)うんですが・・・。」

「そうだね。キク()植物(しょくぶつ)なんだ。もうかれてしまったけど,去年(きょねん)とったものがドライフラワーみたいになっているから(した)写真(しゃしん)()てね。」
モンタ博士

写真
   てくてく自然散歩シリーズ
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