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花ちゃん・オー君・モンタ博士のてくてく自然散歩シリーズ
1.身近みぢか自然しぜん観察かんさつ
 (1)昆虫こんちゅう植物しょくぶつ
3.動物どうぶつ世界せかい
 (6)チョウ・ガのなかま
(119)アゲハチョウはどのくらいのっぱをべるの?
花ちゃん
「ねえ,オー(くん)。5年生(ねんせい)(そだ)てているアサギマダラはいつ成虫(せいちゅう)になるのかしら?」

オーくん
「そうだね,(たの)しみだね,いつだろうね。ところでさ,おいら,疑問(ぎもん)(おも)ったんだけど,チョウになるまで,どのくらいの()っぱを()べるんかな。」

「なるほど・・・。なかなかおもしろいところに()がついたね。みんなで(かんが)えてみようか。その(まえ)に,タマゴからふかして幼虫(ようちゅう)になるけど,その(とき)はどのくらいの(おお)きさだろうね。」
モンタ博士

花ちゃん
(あか)ちゃんアゲハの(よう)(ちゅう)は,(やく)mm(ミリメートル)(ぐらい)だったわ。」

「とっても(ちい)さいね。小さいということは,()べる(りょう)(すく)ないということだね。」
モンタ博士

花ちゃん
「そうね。(にん)(げん)(おな)じだわ。(あか)ちゃんはおっぱいしか()まないわ。」

「そうだね。いくらオー(くん)()いしんぼうだからといっても,(あか)ちゃんのころから(おお)(もり)のラーメンは()べないよね。」
モンタ博士

写真
オーくん
「まいっちゃうな。まあ,そりゃ,そうだけど・・・。」

「ところでさ,アゲハチョウというのは,第1(だいいち)(れい)幼虫(ようちゅう)から第5(だいご)(れい)幼虫(ようちゅう)まであるというお(はなし)は,(まえ)にもしたよね。」
モンタ博士

オーくん
「うん。おぼえているよ。第5(だいご)(れい)幼虫(ようちゅう)になると,(くろ)っぽくて(とり)のウンチみたいだった幼虫が,あざやかな緑色(みどりいろ)になるんだよね。」

「そうだったね。では,(した)(ひょう)(なん)だか()かるかな。」
モンタ博士

花ちゃん
「なんですか。これは?」

オーくん
第1(だいいち)(れい)から,幼虫(ようちゅう)のだいたいの(おお)きさや,()べる()っぱの割合(わりあい)実際(じっさい)(りょう)()かれているぞ。」

花ちゃん
()かりやすく(かんが)えてというのは,長方形(ちょうほうけい)(かみ)(おお)きさで(あらわ)したんですね。」

幼虫(ようちゅう)(れい)
幼虫のだいたいの
(おお)きさ(mm(ミリメートル)
()べる()っぱの割合(わりあい)
(パーセント)
実際じっさい(りょう)
cm2(へいほうセンチメートル
()かりやすく
(かんが)えて(cm(センチメートル)
第1(だいいち)(れい) 3mm~5mm 0.3% 1.5cm2 1cm×1.5cm
第2令 6mm~10mm 0.7% 3.5cm2 1cm×3.5cm
第3令 11mm~17mm 3.6% 18.0cm2 3cm×6cm
第4令 18mm~25mm 10.2% 51.0cm2 10cm×5cm
第5令 40mmくらい 85.2% 426.0cm2 20cm×21cm
チョウになるまでに
()べる(りょう)は・・・
100.0% 500.0cm2 20cm×25cm
(うえ)(ひょう)()ると,いろいろなことが()かるね。」
モンタ博士

オーくん
「この数字(すうじ)などは,モンタ博士(はかせ)自分(じぶん)調(しら)べたものなのですか。」

「いやちがうんだ。これは,チョウについていろいろと研究(けんきゅう)をしている,ある昆虫学者(こんちゅうがくしゃ)資料(しりょう)をもとにして(つく)ったものだよ。」
モンタ博士

花ちゃん
「なーるほど。よく()かりました。つまり,アゲハチョウになるまでは20(センチメートル)×25㎝くらいの()っぱを()べるということですね。ということは,つまり,ノートの1ページ(ぶん)くらいの葉っぱを食べるということなんですね。」

アゲハチョウの成長(せいちょう)様子(ようす)
 アゲハチョウの成長(せいちょう)様子(ようす)(うえ)(しる)してありますが,生物(せいぶつ)個体(こたい)によって,その成長の様子などに個体差(こたいさ)があります。しかし,さなぎになる(まえ)第5(だいご)(れい)幼虫(ようちゅう)体長(たいちょう)は40(ミリメートル)体重(たいじゅう)は2(グラム)ほどですから,孵化(ふか)()週間(しゅうかん)ほどで,体長は13(ばい),体重は2000倍になるということです。
   てくてく自然散歩シリーズ
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