1.身近な自然の観察
(4)生物と日本人のかかわり
2.植物の世界
(9)わあ、楽しい! 草花あそびの世界
(104)マテバシイの笛作りにチャレンジしよう!
「モンタ博士,何やってんの。」
「さあ,何だろう。当ててごらん。」
「あれあれ? マテバシイのドングリですね。右はコマですね。左はどうやら笛のようですね。」
「そうだね。ホイッスルみたいなものさ。穴の開いているところに口をつけてふくんだ。えんぴつのサックみたいな感じでふくといいよ。とてもいい音が出るよ。」
「へえー。これはおもしろそうだね。おいらも作ろう!」
「もっとすごい笛もあるぞ。さあ,チャレンジしてみるかい。作り方はモンタ博士が教えてあげるよ。」
「まず,準備するものは,マテバシイのドングリですね。」
「マテバシイのドングリはね,コナラやクヌギなどとくらべると,とってもかたくてしっかりしていて,笛作りには,とてもいいんだ。」
「ぼうみたいなものはなーに。」
「ふつう,しの竹とか言っているけどね。正しくはアズマネザサというね。雑木林などにあるよ。マテバシイは近くの公園などにあるよ。」
「金属のドライバーみたいな,キリのようなものは何ですか。」
「これは,100円ショップで買ったものだけど,とってもいいものなんだ。一つあると,木に穴を開けたり,ほじくったりと,いろいろできてとても便利なものなんだ。穴の大きさもいろいろあるんだよ。100円は安い!」
「ところで,どうやって作るんですか。」
「まず,マテバシイのドングリのおわんがついていた方に,金属のぼうを入れて,くるくる回したり,実の中のものをほじくったりすればいいのさ。」
「あれ? 上にも穴が開いているぞ。」
「ここからがむずかしいところだよ。さっきのしの竹を2~3cmくらいにして,ドングリにつく部分を少しななめに切るんだよ。ここがいちばんたいへんだから,おうちの人に手伝ってもらってもいいね。」
「それで,どんな音が出るんですか。」
「それは,秘密だね。自分で作って音を出してみてごらん。ともかくすてきな音だよ。たまにはこたつでのんびりと笛作りもいいね。」